|
2005/07/19(火)
LA salsa Piano日記 Last Stage!! Vol2
|
|
|
ミュージックセミナーバンドの紹介があり、たった3日でここまでやったんだよとオスカーが一言言って演奏がはじまった。 私の演奏する曲は5曲中4曲目だ。はじめの曲はJoel (Piano)のCoolな演奏で始まった。 演奏を楽しんでいるとあっと言う間に私の出番が近づいてきた。ステージに上がる前にあまりの寒さで黒いドレスだけではなく上着を着たままステージに上がりたくなったが、そばにいたMiwaちゃんに尋ねるとドレスだけのほうがいいよということだったので上着を脱いでステージに上がった。 曲が始まる、Miwaちゃんの声が聴こえた。はじめにたてた計画どうり私たちは一緒のステージに立った。そして1回目のピアノソロになった瞬間観客の大きな歓声が聞こえた。オスカーも近くに来て微笑んでくれていた。 そして2回目のピアノソロになるとさらに大きな歓声が聞こえた。会場がものすごく盛り上がっていた。 そして演奏が終わると舞台の真ん中で指揮をしていたオスカーが私の座っていたピアノのあるところへやってきてくれて私の右手を持つと騎士のように膝を少し曲げてキスしてくれた。そして「すばらしい演奏だったよ」と言ってくれた。 クラスメイト達も舞台の袖にいて私をみると「Tsubasa〜演奏きいてたら泣いちゃったよ〜」と言って抱きしめてくれた。 ああ〜、終わったんだ!あんなに体調の悪かったLA出発の日からほとんど眠らずにがんばったこの4日間、私の初めてのラテンピアニストへの挑戦が。。。。 留学したことのなかった私はほんの数日だったけど、世界の一流のMusicianのもとで勉強し 演奏した日々。 日本ではProducerであり、作曲家であり、学校の校長でもあり、社長そして妻である私がただ一人の学生に戻った日々が終わった。 Oscarという人がどれだけすばらしい人か私は言葉では表現できない。 人格者としてリーダーとして彼は数えきれないほどのことを私に教えてくれた。 私の眠っていた才能を最大限に引き出してもくれた。 ピアノコースの仲間達があんなにも仲良くなれたのは彼のリーダーシップのおかげだと思う。 ライバル心もなくはないはずなのに心から仲間を認めて応援しあった。 レッスンで私が日々生徒さん達に言っていることと同じことをOscarも言っていた。 それは正しかったんだという確認にもなったし大きな自信にもつながった。
そして日本に旅立つ前、私はGeorge Watabeさんにお世話になったお礼の電話をした。 はじまりはみわちゃんとGeorge Watabeさんがいたからこのセミナーに参加できたのだ。 そしてOscarにも。Oscar は最後に次のような言葉をくれた。 "You did excellent job. Keep up the great work" そう、続けなければ意味がない。この挑戦はまだ始まったばかりだ。 私はまた新たに夢を描き挑戦するだろう。そしてくじけそうになった時はこの言葉を思い出しまた立ち上がるだろう。 そして私もいつかoscarのようなすばらしいリーダーになれるように日々を歩いてゆきたい。
2005年7月1日 山根翼 写真はSpanish Harlem OrchestraリーダーのOscarと私
|
|
|
|