Tsubasaの部屋
音楽と代官山と。。。社長であり、作曲家である山根翼の代官山生活日記
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2006年6月
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2006/06/28(水) Ayaka's LA Report Vol.4
こんにちは。Tsubasaです。
Meriちゃんに引き続き Wingsの生徒さんでもありProductionインターフレンドに所属のR&BシンガーAyakaちゃんのLAレポート4です。

SalsaCongress当日・・・(セミナー最終日)
最後の合同練習の後、本番の為の買い物をしに、タクシーにのってデパートに・・
そこで一人ぶらぶらしながらセミナーを振り返り、へこんでいた。
自分の足りない部分が本当によくわかり、わかっているのになかなかどうにもできな
い自分にも腹が立っていた。
3日目、4日目合同練習でソネイロの順番が回ってきた時、私は自信のなさからマイ
クを離して歌ってしまった。喉を傷めていて声も出ないし、最悪のコンディション・
・・さらに言葉でも自信のない私は日本語でしかソネイロをしなかったから、変だっ
て思われたらどうしよう、とか余計なことばかり考えていた。
「何しにきたんだよ・・・」と自分に腹がたっていた。「大丈夫だっ、やるしかな
い」って開き直る強さや度胸がなく、自分から歌を聞いてもらえるチャンスを
つぶすような事をした事は今でも本当に後悔している。チャンスはそう何度も来るも
のじゃない。
自信が無くても、できることが少なくても、余計なことを考えたり言い訳したりしな
いで、思い切って自分を信じて精一杯やらなくちゃいけなかったのに。
何もせずに後悔するより、思い切ってやって失敗して残る後悔の方が幾分もいいん
だ、ということを思い知らされた。

買い物を終えてBlueな気持ちで部屋に戻るとそこには翼先生と
ピアニストのJeffとDanielとが本番の時間を待っていた。
Jeffがそのとき言ってくれた一言で私はとても救われた。
「それにしても君がさっきの合同練習で日本語でソネイロをしただろう?
あの時のあの部屋の雰囲気が変わったのに気づいた???みんなが突然表情を変えてた
んだよ。
僕はそれを見て本当に感動したよ。とてもよかった。」
思いがけない言葉をもらえて、落ち込んでいた私は涙が出そうに嬉しかった。
単純な私はすっかり元気になってルンルンで支度をし、いざ会場へ!!

しかし・・大ドジな私はいつも事件を起こす。トラブルメーカー。今回も一筋縄では
いかなかった。
支度も終了し、あとは会場に行くだけ!!その時になってやっと、バスの乗り場も時
間も頭に入っておらず「Hollywood Park」という場所で行われる・・・ということしかわかっていない事に気付いた。
あわててロビーに行って確かめたがホテルの人がわかるわけもなく、知り合いの姿も
見かけない。
とにかくタクシーに乗ろう!!と決めて「ハリウッドパーク」というと運転手は「わか
らない。どこだよ。」と迷惑そうな顔。なんだかんだしていたら、あっという間に
19:40。8時までに会場に行かないといけないのに!!
私は真っ青になってロビーでペンを借り、「Hollywood Park」と書いて再度ベル
ボーイに見せると「OH!!!!そこだったのか!!!すぐに連れて行ってくれるよ。」と。
さっきは私の発音が悪くて通じなかったみたい・・
「よかった、やっと会場にいけるんだわ」と安心してタクシーに乗り込んだ。
運転手さんは親切な人で、かなり急いで行ってくれた。
おじさんに感謝してタクシーを降り、会場に着くと・・・
そこは雰囲気が違う!!明らかにステージも無い!!そこはギャンブラー達が集うカジノ
だった。
「まさか全く違う場所にきてしまったの?もう8時を過ぎているし、ステージに立て
なかったらどうしよう!!!4日間が無駄になっちゃう!!」最悪の事態を想像してまた
また泣きそうになりながら、あるはずのないステージをギャンブラー達にまぎれて探していた。
ドレスを着て真っ青な顔でカジノをうろついていた挙動不審な私を見て、話しかけて
きた支配人らしき人に事情を説明し、助けを求めた。すると、彼は「大丈夫?」「会
場はすぐそこだから心配しなくていいよ。頑張ってね。」と励ましてくれ、親切に案
内してくれた。あの日のおじさん、ありがとう。

こうして、ようやく会場に辿り着いた私は会場に息を切らして駆け込んだ。・・・す
るとまだ誰もいない。
状況がわからないまま先に会場で準備をしていたLISAに聞くと、どうやらみんなを乗せたシャトルバスが遅れてまだ誰もついておらず、ミュージシャンのコングレス自体もまだ始まらないというのだ・・・。
でた・・・得意の空回りだった・・・。
さっきまで感謝していたのに、
「タクシーちょっともったいなかったなぁ〜」なんて思ってしまった。(おじさんご
めんなさい)

とにかく間に合ったとわかった私は、隣の会場で行われていたコングレスを見ながら
時間をつぶすことにした。
目の前で行われていたダンスのコングレスが本当に素晴らしく、さっきまで慌ててい
た事もすっかり忘れ、のんきに手拍子まで始めて、ノリノリだった。
フィナーレが近づき、全身が震えるほどだったのでちょっと心が弾んで調子にのって
写真を撮った。
そしたら「カメラは禁止だよ」と会場のおじさんにすかさず注意された。
帰国後、早速現像したら、出来上がった写真はブレていた。最高のオチだった。
本番前の出来事・・・別の意味ですごかった。誰とも共有できない思い出なのが本当
に残念だ。

そんなこんなで本番!!

つづく。。。。


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