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2014/05/09(金)
30年の時を経て
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最近 朝日新聞の紙面に、100年振りに連載されている夏目漱石の「こころ」の流れを受け、、
かつて 高校時代に 折角 郷土の事を書いてくれてるんだから・・という単純な意味もあったにせよ、 「坊ちゃん」を読んだのですが、
その 余りの難解さにギブアップして、 そのまま・・ 30年の月日が流れ、
新聞に(土日を除く)毎日 ちょっとずつってのもいい方に流れ〜
今の世の ”オンデマンド”時代に於いては、 求めてしまえば 求められてしまう風潮があり、
それはそれでいいんでしょうが、
行間に人情と景色が無いような・・
つまり いいところで終わって 「この続きは、また明日〜」 みたいな・・
・・ あ、テレビマンガの様な ポップな物では無い意味で (^^ゞ
腹八分目・・ とでも言いましょうか、
自分の中で 消化されるのに 丁度いいと言った具合なんですよ〜(^^♪ その行間たる時間が、、
でも、夏目漱石氏に興味を持ったのは むしろ その言に有って・・
とにかく 取っ掛かりに代表作 ”三四郎”をば。。。
すっかり 一日で読み切ってしまいました (^^ゞ
主客二元論で色分けする必要も無く、登場人物の誰にも主眼を置かなくてもよく、 それ自体がそれ自体で有るが故に、全てが ”スッと” 入って来るんです!! (^_-)-☆
・・ で、三部作という事で、昨日 「それから」「門」をゲットしてきました。
書かれた時期が異なるという事もあるでしょうが、 30年前の感想・・
「さすが 名作というものは 表面上はよく解らなくても 魂の中からじわじわと来るもんだ!!」
と思い、、 勝手にに納得して(逃げるように) 武者小路氏の作品に移ったんですよね (^^ゞ
ちなみに 氏の邸宅がこれまた近所に有って、何度も足を運んでるんです。
今では 彼の文人画としての作品の方が興味あるんです (^^)/
”文化” ってのは 夏目氏の様な作品の事を言うんですね。
・・という事は 自分の求めているのは、さながら ”音化” なんでしょうね。
その結果として 音楽に成れば その幸せの度合いが↑ するだけの事なんですよね (^^♪
妙に納得できる”本”です!!
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