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2014/09/12(金)
その二・・ 総括編
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演奏終了後、 最後に残ったのは、私と、店の仮店長、ギターリスト の三人。
ギターリストの彼は、本来の セッションホストであり、 今晩の3リズム(ピアノ・ベース・ドラム)は たまたまの助っ人的存在でした。
彼曰く・・
「今晩は、ロック・ポップスを歌うお客さんが多かったせいもあって、デュオのような 静かな曲をやったら、 たちまち ”しゃべり場”となり、客席の雑談の声が大きかったんですが、 曲が進むに連れ、彼らも興味を持ったせいか、段々静かになり、聞く態勢になったお蔭で、 演奏する方も集中力が増し、自然にフレーズが出て来るようになり、 とても楽しい時間を過ごす事が出来ました!! (*^_^*) 」
との感想でした。。
そこで、私の ”総括”を発するに至ったんです (^^ゞ
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まずは、あなた(ギタリスト)が居てくれたから成立したデュオ演奏で有った事! に対し、お礼を申し上げ、
あの自然の状態・・っていうのは 偶然出来た訳では無く、 私にとっては 意図して作った 必然の自然の状態で有った・・という事を説明したんです。
最初の二曲は とにかく酷い物で、(まぁ リードを試すって意味もありまして・・) 二曲の演奏後、あまりのひどさに 帰ろうか!! と思ったくらいです。。 (>_<)
でも そこで帰ってしまうと、後味の悪さだけが残って、何の意味も無くなってしまう・・
そこで考えたのは、気付かない(気付こうとしない)連中には何を言っても無駄である!!
ならば、唯一の良心を持った ギターとのデュオにするのがこの現場ではベスト! なのでは?! と考えたんです。
でも、今晩は ロック・ポップスを始めとする ドンチャカ・モードだったし、 そんな現場で いくら”悪”とは言っても、彼らを排除して、 静かなデュオにするのは、人間関係に傷が付くし・・ 彼らにも 多少のプライドはあるだろ〜し・・
そんな必要に迫られて出て来たのが、 ”必要は発明の母”とでも言いましょうか、、
又は、”逆転の発想” の本分とでも言いましょうか、、
前の二曲を UーX とし デュオを T とする論法です。
つまり この3時間を言う時間を 一曲と見立て、 あそこに有った ”悪”を 無駄では無かった・・”有機物”へと仕立てる作業だったんです (^^)/
悪・二曲は デュオの一曲の為に・・ デュオの一曲は、悪・二曲の為に・・
この場合、後付けになってしまいますが、3曲で一拍とすれば成立するんです。 もちろん、屁理屈ですけどね・・ でも、そんな’屁理屈’だって 結果が上手くいけば’黄金律’へと ワード変換されますからね〜(^^)/
とにかく、 こう考える事によって 双方にフィードバックが掛かって、 どちらにも、意味の有る物に成りますからね〜 (*^_^*)
物事の”アングルチェンジ”の一例です。
実は、一曲目をやってる時から、薄々をは気付いてましたが、 二曲目をやる直前に確たるものに成り・・
だから、敢えて 最初の二曲に関して、 良心を持ったギタリストからの 「一緒に入りましょうか?」 との ご好意を断ったんです。。
最後の一曲への布石として・・ (^_-)-☆
そうすることによって、
「これまでは 彼とは共演してませんので、是非 この曲は ギターとデュオでお願いします!」
という事が提示出来たんです (^^♪
人間関係を損ねないように。。
こうして作られた(作った)現場で・・
しかも 自分にとっては チャレンジの場でも有ったので、 誰にでも出来る?! イージーな 4ビートをやって見たんです(^^ゞ
結果は、彼の言う通り
演奏前の雑然とした会場が、我々の演奏が進むに連れ 目の前の霧が晴れていくかの如く澄み渡って行き、
とても自然的な いい劇場へと変わりました。
(ま・・ 俺としては 意図して作った自然であった・・とも言えますが)
その中で、アドリブ中 どうしても ”ラ”の音が出したくて・・ でも 中々思い通りのラが出なくて・・
それでも 3・4度チャレンジして出た時には 既に イン・コードから外れた 時間オーバー時の出来事でした (^^ゞ
発展段階の一部での この出来事は 今でしか経験出来ないもので、自然のうちに 何とかしようとしている自分を外から見てるようで・・ 何だか、足りないのは事実ですが・・ それでいて ちょっと 清々しい気分になりました〜(^ω^)
それらも含め、一曲をやるに当たっては もちろん、私の足りない所を補いつつ 尊重してくれる彼の存在無くしては成り立ちませんでしたから、 ホントに 彼には感謝の弁を述べました (^-^)
その結果として 当然、その様な演奏後は 大半の人達が興味を持って、 色々と話しかけに来てくれ、その話しに応じる事が出来ました!!
無駄では無かったという事実へと成った証でもありました!!
最後に・・
例の 3バカ・トリオのうち 一人も 挨拶には来ませんでした・・
これも ”事実” です。。
「音楽人にとって気付かない事は最大の悪である!!」
事実を以て確信せらるるに足りる事象でした。
ジャズのビートを刻むに 次の音に対して 自信と責任を持つべきで有る!!
拍を変えれば 人生に於いても また然るべきで有る!!
”次の一歩” への意味付け・・ という意味で
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