野川紀行
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2017/09/11(月) 石見相聞歌
先ずは想像して観て下さい。

「石見乃海 角乃浦廻乎 浦無等 人社見良目 滷無等 人社見良目 能咲八師 浦者無友 縦畫屋師 ・・・ 」

万葉仮名という 元々話されてた言葉の”音”を 外来の 漢字に当てはめたモノが これです。

しかも、この時代、横書き・・って概念は無かった筈で、

この 憎肉(にくにく)しい漢字多智(たち)が 
縦なる行列として 右から左えと、堂道に羅列されてた訳でして・・

その様は ”お経” の如しですね (>_<)

こんな様想の中、よくぞ この時代に これだけの抒情詩的・表現が為されたもんだと・・ つくづく感心すると共に、

それに今まで気付いて無かった 小生の”無知”に対して 深く反省する所でもあります (>_<)

そのお詫びの意味も込めて、
その漢字(感じ)に対する ”訓読み”を 小生が 更に訓読みして 以下に ”指し揚げ”ます \(-o-)/





石見(いはみ)の海  

角(つぬ)の浦廻(うらみ)を 浦なしと 人こそ見らめ 潟(かた)なしと 

人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくともよしゑやし

潟はなくとも 鯨魚(いさな)取り 海辺(うみへ)を指して 和田津(にぎたつ)の 荒磯(ありそ)の上に か青なる

玉藻沖つ藻 朝羽(あさは)振る 風こそ来寄せ 夕羽(ゆふは)振る 波こそ来寄せ 波し共(むた)


か寄りかく寄る 玉藻なす  寄り寝し妹を 露霜(つゆしも)の

置きてし来れば この道の 八十隈(やそくま)ごとに 万(よろず)たび

かへり見すれど いや遠(はや)に 里は離(さか)りぬ いや高に

山も越え来ぬ夏草の 思ひ萎(しな)えて 偲(しの)ふらむ


妹し門(かど)見む 靡(ま)けしこの山





どうですか?!

実際に 自分の頭の中で 音に出して読んで見て 

自分の中で 自分が落ち着くような 一定のリズムが出来るまで 何度も何度も詠み返して観て見て下さい。。

そこには これまでの主観ってのを 一切排して 
ただ、音にするだけの作業を繰り返す事が必要です。。

余計な主観・常識・・ってのは そこには 返って邪魔なもんです。

”自分の言葉” にする為にも!! 




ちなみに 小生は この作業を 100回くらいは繰り返しました!!

私の主観に因って 畏れ多くも?! 表記に付したのは、
”改行・改段”のみです。。

でも ”ここ”に 秘部は在るんですけどね・・ (^^ゞ


もし、”それ”が 波長に合わなかったら 個人個人 それぞれに、句読点、改行を付けてみて下さい。

もちろん 伸び縮み〜 結構!! です。。

先ずは 自分・自身で ”こじつけ” て 自分の”詩”ってのにする!!

って事が 絶対条件だからです <(`^´)> 





そして そこで生まれた

”それ”(過程→結果)こそが ”音楽”の正体なんです・・ (^^♪


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