ほりかー日記
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2006/07/01(土) あーくそ
今年も早くも半分来たよ。年末まで半年だよ。上半期は
振り返ればコレといって大きな展開がなかったので後半は
がんばりましょう。

と、言いつつ最近寝るのが晩いので、体のあちこちからアラームが
出ている。
ちなみに寝不足だと良く出る症状が。
口内炎
粘膜破壊
やわらかい部分が崩壊
やわらかいところから吹き出物。

と、まあガードの弱いところがポイントだ。
寝ると治るんだけどね。

最近久しぶりにBOOKOFFで漫画を買って読んだのだが
あさりよしとおの「細腕三畳紀」が面白かった。
発行自体は2001年とえらく前なのだが
この漫画自体の存在も知らなかった。コレは最近本屋に行かなくなった
せいでもあるんだろうな・・・。

ないようは三葉虫ネタのオムニバスなのだが、初期の頃のあさり氏の
ノリと最近の世相を反映した内容である。

第一話ミッちゃんの場合
子猫を飼うことを期待して我が家に帰ったミッちゃんの目にしたのは
なんと三葉虫だった!!。
ないよう事態は三葉虫を取り巻くドタバタものなのだが、
ブラックなオチにもかかわらず、笑いに転換したのはあいかわらず
の構成力で良いです。
第二話エッチャンの場合
前作と同じようなシチュエーションですがネタはかなりブラックで
無邪気に三葉虫が虐待に合います。掃除機でむしりとられるシーン
は超気の毒。
第三話グッチャンの場合
ド田舎の話だが、カブトムシも織り交ぜての話は不通に児童漫画的
で好感が持てる。だが、しかし只の児童漫画もアイテムを三葉虫
に摩り替えることによりここまでみょうちくりんな面白さが出る
とは色々学べる物である。
でも音羽さんのラストのリアクションはある意味正解だよな・・。
第四話サンちゃんの場合
じい様が海上で古生代の生物と戦うナンセンスギャグなのだが、ギャグ
自体は相変わらずで、鳥が啄ばみ来るところが面白い。
定番のアノマロリス登場!!。
第五話丁次の場合
料理漫画のパロディなのだが、内容事態は美味しんぼや味っこを
知っていれば定番のストーリーとはいえ、そこで扱われる食材が
「普通に三葉虫」なのが笑える、無論少年漫画的に対決路線に
なるのだが、架空の食材で真剣に展開すると大笑いで突っ込みが
出来て非常に楽しい。
第六話マー君の場合
初期の頃のコンセプトに戻りつつも、小学生的な怪獣物に展開
只此処で驚いたのは敵対する怪獣がオリジナルのもので古生物
じゃなかったのはなんか意味があったのかな?。
宇宙から来たことを強調するためか・・・?。意外に普通の漫画。
第七話三葉の場合
定番(?)魔法少女物なのだが、ブラックな展開に持っていきつつ
罪のない展開に持っていくのはさすが!!。この手の奴は結構
ありきたりな物が多い分徹底した三葉虫の使い込みは良かった。
普通犬の骨まで描かないよな。
第八話佐藤君の場合
この単行本でかなり感情移入値が高い一本ではなかろうか?
平凡から抜け出そうと、三葉虫怪人になった物のなんとなく過ぎる
平凡な毎日、親からの仕送り、警察におびえる生活、プラモ作りに
没頭する毎日。なんとなくこのままでもいいかな?と思ったとたん
翌朝の出撃が決まる。そんな彼が窓を開けて見る最後の夕日・・。
そして彼の部屋に残された物は・・・。
多分リアルに怪人の私生活がこんなだったらヒーローはみんなひどい
奴に見えてくるよな・・・。メタルダーでも怪人たちの私生活が若干
掘り下げられていたが、今回のはそれらを更に突っ込んだ一本と
いえます。ちなみにオバノンでも似たような展開とはいかないまでも
サラリーマンがヒーローに立ち向かって死ぬというのがありましたが
アレはギャグな部分が前面に出ていた分悲壮感がそんなになかった
のですが三葉虫怪人はかなり悲惨ですね。
第九話洋君の場合
前回の怪人に対してヒーローかと思えば、プロレスネタつーか
同情破りなのだが、バカボン並にドタバタをやって突き抜ける展開。
て、ゆうか本誌ではコレ最終回なんだろうけど、あんまりそんな感じ
がしないが、しっかり「完」と書かれているので間違いない。
アナグラムネタはやけくそっぽくて笑えた。
第十話「Uの場合
描き下ろしのサイレント漫画。台詞がなくてもコマ運びで内容を
解からせるのは漫画の基本?つー感じで読ませます。
三葉虫の心情やラストの運びは小さな感動があります。
さりげなく海面から見た月がキーになっているのですが、コレを読み
取れるか否かで結構差が出るかも。
つーか漫画の読解力って人によって違うから、巻末漫画になった
のかな?。
でも少なくともあさり氏の漫画って漫画としては完成度が高いので
読んでて関心こそすれど、ストレスは感じないとは思うんですけどね。

あと、この単行本定価がみょうに安いよな・・・476円て・・・。


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