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2005/05/15(日)
【ROCK HOUND】嵐の OPEN
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PM2時、目が覚めた。やってきたぜ偉大なる日が。 パパパのパーっと準備を終え、いざ出かけようとしたその時…。 ザァー。突然の雨。猛烈なる雨。 おうおうそうかよ、お天気の神様よぉ、上等だこんにゃろー。 神様よぉーあんたにだって俺らの青春は止められねぇんだよぉー!! 俺とのぶは雨の中へ駆け出した。
まずはオープンの為に必要な物をデパートでSHOPING♪ 筆記用具、看板にする為の黒板とチョーク、名前を覚えてもらう為に名札も買っちゃうぜー!!んでもってサングラス♪♪ グラサンはカッコ良さよりも奇抜さ重視で、俺は真っピンクのフレームのを、のぶは顔の半分にも及ぶ特大サイズをチョイス♪♪ よし、準備万端!!雨もいつのまにか上がってる。俺らの情熱の前にお天気の神様も白旗ってわけだ。 そしていざ出陣!!
…渋谷ハチ公前。 はっきり言っても言わなくても日本のど真ん中。しかも日曜日ときたもんで人の量は半端ねぇ。 そんなど本場に、路上ど素人の青二才二人が大荷物をしょって立つ。『このビビリ具合は今までの人生ん中でも、下手したら3本の指いってまうな』 『でもいいねぇ、このびびってるってゆう状態』 ワクワクとビビッてるって気持ちが科学融合を起こしてナチュラルハイになってきた。 金髪と灰色の髪をひるがし、スーツに身を包んだ二人は腹をくくった。PM7時、俺らは日本のど真ん中にシートを広げた。 が…直後、近くで同じく露店をやってる人(和服のおっちゃん)がやってきた。 『困るねぇ、許可なしじゃ』 …えっ?路上に露店を出すのに許可が? どうやら渋谷のハチ公前には裏のルールがあるらしい。さすが、日本のど真ん中。 『君たちが本気なら話つけてあげるけど?』 二人に迷いなんて1ミリも無かった。 『お願いします!!』
和服のおっちゃんが電話で話をしている。 電話の相手は渋谷のドンこと高井さん(仮名) しばらくして高井さんがやってきた。…明らかに堅気の方では無い。 二人にキューバ危機も目じゃないぐらいのとんでもない緊張が走る。 代表としてのぶが話しをする事になった。 10分…20分…。少し離れたところでのぶと高井さんが話し込んでいる。ここで許可が降りなきゃ全て振り出しだ。 『多分駄目だと思うけどねぇー』 さっき和服のおっちゃんが言ってた言葉が頭の中を駆け巡る。 心臓が高鳴る。 そして30分後。のぶが満面の笑みで戻ってきた。 その顔ですぐわかった。 俺らは拳を突合きせて日本のど真ん中で叫んだ。 『イーエスッ!!』 高井さんはすごくいい人でこれから色々面倒見てくれるとの事。 …ふぅー。 第一関門突破ってやつだ。
ほっと安心して改めて店を出すも警察のメスが入り今日は撤収。 わかってたけど一筋縄じゃいかねぇなこりゃ。 でもそれでオッケーだ。一筋縄じゃいかない、壁がでかい、茨の道…うんうん、おおいにしびれるねっ!!!! これから『ROCKHOUND』にどんな事が起きるかは神様も知らないこと。でも俺らはようやく最初の1歩を踏み出した。 バットをは振らなきゃホームランは打てない。何万回空振りしたって何億回でもバットを振ってやらぁ!! んで特大のホームランを打って地球の度肝を抜いてやるんだ!! 人生は1回きり、せっかく生まれてきたんだ、なんだってやっちまえぇぇぇぇいぃぃぃ!!!!!!
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