THE SNAIL67'
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2005/11/17(木) 冷たい壁
どうして、こんなにも凍えてるんだろう?冬の青空にもちゃんと太陽があるのに、君と私の間には冷たい空気が流れる。
ねぇ、どうして皆、余計なものばかり欲しがるの?時間ってやつは無情にも過ぎ去るばかりで、君に話した言葉は宙を舞って消えてった。
どうして届かないんだろう?どうして分かってもらえないんだろう?こんなにも凍えてるのに。ただ忘れ去られていく。
どうすれば君を突き放した言葉を受け入れてくれる?どうすれば皆変わってけるんだろう?本当に消えていくよ。全ての前から。君の前からは、できれば春を迎える前に消えてしまおう

2005/11/15(火) 無題
世界が表情を変えた夜にあの歌をうたおう。
北の窓はどうか開けないで。悪い空気が入ってくるから。
ちょっとあんた、あの星座が見える?
同じ空の下でこんなにも違うなんて。
南の窓から誰かさんの報われない恋の話。
愛を語らう生ぬるい風に吐き気がする。
何もかもがフワフワ宙を漂っていて
なんだか楽しそうだったけど、着かない足をじたばたさせて
無重力でぶくぶくの醜い塊を見て笑った。
東の窓の下を大量生産されたブリキの玩具が
列を作って規則正しく行進しながら
道徳やら背徳やらを叫び通り過ぎていく。
なんて滑稽で愛らしい。
何もかもが飽和状態。
頭は働かないのにやたらと重い。
誰かが手品か何かで頭の中身を消し去って
変わりに石を沢山詰め込んでいってしまったに違いない。
何もかもが矛盾だらけ。
同じ国に生まれながら言葉の通じない醜い塊は
相変わらずフワフワ浮いていて
どこもかしこも欲求肥満渋滞。
何もかもが飽和状態。
西の方から目の覚めるような大きな銃声。
子供の泣き声、地を這う音と痛みに呻く声。
全ての空は深い紫に変わり、それを包み込むように
分厚くてどす黒い煙の様な雲が世界を覆う。
やがて北風が悪魔を連れてくるよ。
醜い塊は血の雨を降らせ、ブリキの玩具は溶けて
臭い毒ガスを放つ。
ひしひしと迫りくる未来。
君が黙って座っていてもやがて訪れる。
そして君の有り触れた退屈な日常が終わるよ。
こんな夜には私はあの歌をうたおう。
あの歌を口ずさんでお前らに唾を吐き掛けよう。

2005/11/13(日) 不幸自慢
ひとりふたりまた独り
君の目にはどう映る?
あのコやあいつの事
彼女達はMs.不幸自慢
君は筋書き通りのリアクション
ほら!見てよ
下手な劇がまた始まった
はいはいはいはいはいはい!胸糞悪いってば
舐める程の傷でもないくせにその気になって
鍵を受け取ってさっさと消えろよ
そして結局また独り
だって目無しの下半身じゃ誰の事も見えやしないよねぇ
いっその事欲に飼われてしまいなよ
半端な理性で不幸を気取るなんて間抜けなマネはよしなよ
どう言い訳したって盛りのついた犬かそれ以下なんだし
本当の不幸自慢は死ぬ前にすればいいよ

2005/11/12(土) 霜月の人(03')
ありがとう
傍にいてくれて
ありがとう
何度も付き合ってくれて
伝え切れないよ
激しく打ち付ける雨に声を遮られて
君に出会えてよかった
心からそう思う
何年先も
今までは簡単な感情や欲に左右されながら、ただ何となく生きてきた
だけどそんなものに振り回されて生きる事よりも大切な事を教えてくれた
君を傷付けてまで護りたいと思う薄っぺらな感情なんてない
今までは抑え切れなかった傲慢な欲も、君を困らせるくらいならどうだっていい
それくらい素敵な人だった
伝えたいよ
沢山のありがとう
何年かかっても
また会いたい

2005/11/11(金) 真っ赤な
狭いキッチンで食べ物を探す。テーブルの上には林檎がひとつ。息を吹きかけて柔らかい布で磨く。真っ赤で可愛い林檎がひとつ。
泣き声は疲れ果てたテーブルの下、抱いた膝の痂もきれいに無くなった。散らかったこの部屋にただひとり。左腕を掠る景色など見たくもないのに。
君はこの身に触れて素敵な嘘をつく。
腐っていく。心の底から腐っていく。君の手に触れられて肉体は脈を打つばかり。
もう、腐り果てていく様だ。
「一思いに突き刺して。真実のナイフを見つけて。跡形も無く刻んで欲しい」
真っ赤な可愛い林檎は微笑んだ。

2005/11/07(月) 脳無し症候郡
ドツボに嵌まっていく君を見て笑った。君の神を見て笑った。その神ってやつはいつだって悪魔にもなれるって事を知ってか知らずか君はヘコヘコと崇め続けた。お腹が空けばソレは君の首をちょん切って数秒で平らげる事だってできる。そんな在りもしない幻想に名をつけ利用して私腹を肥やすクズ共に躍らされ首を捧げている君はもっとクズに違いない。それでも取って食われたくなきゃその少ない自分の脳みそで何度でもしっかり考えるんだ。これは穴埋めクイズみたいな単純に決まり切ったものとは違うから。君が考える程自然と確実に変わってくに違いない。

2005/11/05(土) 甘いお話
ずっと欲しがってたよ。
それはケーキの様な、チョコレートの様な
とにかく甘いもの。
あのコは下等なレッテルを貼られて影で笑われた。
蔑んだ眼で他人事として笑われた。
不純な奴らほど食いついて自分は違うと言わんばかりに批判した。
そうやって自分の存在や価値を計るのが好きみたい。
結局は同じ事。あのコと同じものを欲してる。
君が欲しがる存在なんてたかが知れていて
そうだね、いつか誰かが与えてくれるもの。
甘いケーキやチョコレートの様に。
私は今、あの味を忘れてしまいたい。
どうやら少し太ってしまったみたいだし。


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