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2005/12/15(木)
劣等ランチ
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例えるならば、不味くて食えない料理。 人気のない裏通りのゴミ置き場でゴミを漁る男とその足元に転がる鼠の死骸。 その男、あの店のコックさん。 マスターはいつも自慢話ばかり。 語りたがりの出来損ない。 巧みな話術と甘いマスクで見栄張りセレブ寄せ集めて はいどうぞ、召し上がれ! 最高級と謡った料理は値段ばかりのゴミ料理。 この最高級の味がお口に合わないとおっしゃる方がいるとしたら、その方はまさにセレブ失格者ですね。 顔を見合わせセレブ達は口々に あら、とっても美味しいわ。 懐かしい味がするわ。 毎日でも食べに来たいわ。 高値で売られた一般家庭残飯料理。 お陰様で無駄の無い世の中になりそうです。 セレブが次から次へと料理を口に運ぶのを見て ニヤニヤ愛想良く笑うマスターとコックさん。 まさにその顔こそ、不味くて食えたもんじゃなかった。
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