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2005/12/05(月)
浮き沈み
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白い眼閉じれなくて口も開いたままで空気も乾いて酸素吸えなくて涙も渇いて悲しくもなくなってこれ以上泣けなくて、私の骸はこのまま何処へ流れ着くのだろう。宝島は見えるかな? 波は揺り篭の様。君の姿を夢に見てた 揺り篭を揺らす手は君? 全て振り払って、新しい海を渡ると決めた。後ろ髪引く手さえ無ければ 君の幸せを願う唄を、骸に纏わり付く水草の感触を込めて… 季節さえ掴めずに未だ届かぬ岸へ。春が咲いたら夏に燃え尽き秋が色付けば冬に凍えてしまう。そうやって繰り返し重ねた記憶は一体何を覚えてきただろう。足跡も残さずに
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