THE SNAIL67'
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2005/09/22(木) でたらめな太陽
儚く散った。同じ過ちを繰り返すあいつの手が
それを望んでいる様だったから、
何も言わず何も聞かず、ただ立ち尽くしていた。

なんだか壊れた玩具みたい。
こんな狭い部屋で暇を持て余して、
髪の毛肩掌埃を被るだけどんどん重くなっていく。
始まりの合図はいつ聞こえるのだろう、
これからどんなショーが始まるのだろう。
期待に胸を躍らせている。
その目も耳も、自分で塞いだまま。
矛盾した願いは空想の中で肥大化してゆくだけ。
ほら、ごらんよ。人に話して聞かせるだけの
君のひ弱な「意志」なんて物は
後ろ頭から全部零れ落ちてるよ。
気付いてないのは誰かな?
傷付いているのは、誰かな?
ほら、ごらんよ。その扉の鍵は閉め切ったこの部屋のどこかに。
もしかしたら鍵なんてはじめからかかってないのかも。
君がそう望むなら、開けるさ。
どんな場所にだって。
そうしたら、会いに行けるのに。

あいつはこう言った。
儚いほうが美しいと。
そんな見え透いた臆病な言い訳に、
誰もが何も言わず何も聞かず、ただ立ち尽くしている。
そしてお望み通り、儚く散っていく。


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