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2007/08/17(金)
キオク
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小さな頃から無意識のうちに「お母さんに振向いてほしい」「お母さんに褒められたい」 その一心だったんだと思う。
アオイのお兄ちゃんは喘息がひどくて入院していた。 学校もまともに行けずに病院に併設された養護学校に 通っていた。
母親はそんな兄に付きっきりだった。 よっぽど辛かったのか記憶がまったくと言っていいほどない。 母親がいた記憶もいない記憶も寂しかった記憶も なにをしていたかの記憶も。 一人できっと耐えてたんだと思う。
本当に数ヶ月前にいきなり思い出したことがある。 うちには母方のおじいちゃんがいた。元気だった。 でも記憶はとんでそこでは母親がおじいちゃんの介護をしていた。 痴呆で一度行方不明になったこともある。 さらに記憶がとんで、おじいちゃんは死んだ。 おじいちゃんの死にショックはなかった。だけど、母親が泣いてる姿を見て泣いた。
たぶんあの小さな頃の事がこの病気の大きな一因だろう。
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