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2008/02/09(土)
天使
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死にたくなる。 というかすべてを消したくなる。 もしかしたらこの目の前にある一線を超えれば 私も犯罪者になるのかもしれない。
親を殺害した子供のニュースが流れると母親が 「こんなの親が悪いに決まってる可哀相に。」 と言う。あんたがそんなこと言うと笑えるよ。そのうちあんた自分のその 可哀相な子供に殺されるよ?
死んでほしい。家族みんな。消えて。
でもきっと私は死んでから後悔するんだろうね。 それでもいいよ。それが罪だから。死ぬほど家族を憎んだ罪だから。
本当は私も天使になりたい。だけどいつの間にか心に小さな悪魔が生まれ てどんどん体を蝕んで、気付いたら悪魔になってた。
大切な友達のために泣いたり誰かの不幸に悲しんだり、そんな天使もまだ 少しだけ生きてるよ。
だけど天使になり損ねた堕天使は地面に落ちて悪魔になった。
天使でいると、自分が不利だって気付いたから。人間は平気で人を傷つけ 攻撃する。弱く優しい人間ほど強く深く傷つく。だから天使は天使でいる ことを放棄したんだよ。本当は天使でいたかったけれど、それがだたひと つの自己防衛だった。
でもきっと「それでもいい」と「傷ついてもいい」と思えなかったという ことは天使は本当の天使ではなくて、ただの一人ぼっちの生き物だったと 言うことかもしれない。
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