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2009/05/13(水)
そりゃ死ぬ訳だ…
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警察官は事故現場に到着した。
車は大破し、男女二人が無残な姿で発見された。
車通りも少ない道路だったので目撃者もいない。
事故の状況がわからない警察官は困り果てていた。
すると車内から一匹の猿が飛び出してきた。
『なんだ？ペットか？』と警察官が呟くと、猿は頭を大きく縦に振った。
『お前、人間の言葉がわかるのか？』
と警察官が猿に聞くと、またもや猿は頭を大きく縦に振った。
事故の状況がわからない警察官は
『すまないが事故の状況を教えてくれるか？』
と猿に願い出た。
猿は又も頭を大きく縦に振った。
警察官
『死んだカップルは走行中に何してた？』
その質問に猿は何か飲み物を飲むゼスチャーをした。
警察官
『酒か？』
猿は頭を大きく縦に振った。
警察官
『他には？』
その質問に猿はタバコを吸うゼスチャーをした。
警察官
『タバコを吸ってたのか？』
猿は頭を横に大きく振った
警察官
『！？、マリファナか？』
猿は頭を縦に振った。
警察官
『他に何かしていなかったか？』
その質問に猿は近くに生えていた木の根元を押さえながら大きく腰を振った。
飲酒に薬物使用、それに性行為まで…
事故を起こすのも無理は無い…
そう考えた警察官は少し疑問に思い、猿に向かってこう聞いた。
警察官
『お前はその間、車の中で何をしていたんだ？』
すると猿はニッコリ笑って…
ハンドルをにぎるゼスチャーをしてみせた。
そりゃ死ぬだろ。
猿に運転させてりゃあ…
Ｋ ３５
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