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2005/11/27(日)
幽霊
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なぜだか3日ほど前に仲間内で突如、幽霊話が流行った。 こんな寒い季節に。 ますます寒い。
3日して再び幽霊について考えてたら、全く新しい結論に到達した。
『幽霊は究極芸術だ』
話の流れはこうだ。
1、幽霊は残留思念だ。人間のさまざまな思いがどうにかしてその空間に留まっているのだ。 2、音楽やってる人は楽器や喉を使って空気を振動させることで思いを形にする。彫刻家は木や石や粘土に思いを、映画監督はフィルムに思いを詰め込む。 3、・・・1も2もやってることは同じじゃないか。 しかも幽霊ってのは媒介を必要とせず空間そのものに「表現するという行為」をやってのける代物だ。更に言うと鑑賞者は時には視覚で時には聴覚で時には第6感でそれを受け取ることになる。嗅覚にくる人もいるらしい。味覚は聞いたことないけど。 金縛りや、上に乗られている感覚は触角で鑑賞する代表例か。
4、これはもはや総合芸術、いや究極芸術と呼ぶにふさわしい。 そうだ!『幽霊は究極芸術だ!!』
自ら死を選んだ表現者たちの中には最後にこの究極芸術に挑戦した人もきっといるに違いない。
賛同者求ム。
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