日々是魂知己
〜自分勝手の極み〜
我、思う。故に知己あり。
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2006/10/10(火) さてさて
『ちょっと』という曖昧な言葉の解釈が人によって大きく異なるってことを痛いほど思い知ったあの日から数日が経ち、短い髪もGIOGIOに馴染んできた(馴染む! 実に! 馴染むぞッ!)ので、そろそろ日記を書こうか、と。




昨年に続き再び川上村(長野県、千曲川源流に位置する農村)に行ってきました。

「羽を伸ばす」って感じの、でもなんていうか寧ろ自分が伸びるっていうか、とにかくイイ空気を吸ってきました。

千曲川の源流(付近)の水で珈琲も淹れて飲みました。



信濃なる筑摩の川の細石も

君し踏みてば玉と拾はむ



川上村はいい所だ。

ありゃ行ってみなけりゃ解らんやろうなぁ。。。



ところで、自分用に買って帰った地ものの「にごり酒」についての嬉しくなる話。

高校生の頃、国語の授業で習った濁り酒に関する詩を気に入って以来、高校生ながらに好んで濁り酒を呑むようになった。

そして濁り酒を呑むときはいつも頭の中でこの名フレーズが反芻されるのだ。

「―にごり酒 にごれる呑みて 草枕しばし慰む」

忘れ去ってしまったこの詩の前半をいつか調べようと思っては忘れ、今日に至った。

そして今回、買って帰ったにごり酒を呑む前についにネットで検索。

そしたら・・・なんとビックリ!

まさに千曲川について詠った詩だった。



   小諸なる 古城のほとり
   雲白く 遊子悲しむ
   緑なす ハコベは萌えず
   若草も 藉くによしなし

   銀の衾の 岡辺
   陽に溶けて 淡雪流る
   暖かき 光はあれど
   野に満つる 香りも知らず

   浅くのみ 春はかすみて
   麦の色 あずかに青し
   旅人の 群はいくつか
   畑中の 道を急ぎぬ

   暮れゆけば 浅間も見えず
   歌かなし 佐久の草笛

   千曲川 いざよう波の
   岸近き 宿に上りつ
   濁り酒 濁れる飲みて
   草枕 しばし慰む


図らずして自分のルーツに触れた気がしたよ。



人はみな旅に生き旅に死ぬ。

人生そのものが旅なのだから・・・


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