日々是魂知己
〜自分勝手の極み〜
我、思う。故に知己あり。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年10月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2007/12/14 終わった。
2007/11/03 終わり
2007/11/02 なんとも穏やかな気分であることよ
2007/11/01 セセラギセラセラケセラセラ
2007/10/25 浅き夢見じ 酔ひもせず

直接移動: 200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 7 6 5 4 3 月  200111 月  20003 1 月 

2006/10/22(日) 【24時間耐久魂知己】
コレは新しい試みだ。
1日のうちで考えたことを即座にひたすら書き込んでいく、題して【24時間耐久魂知己】。
たぶん過去最長の日記になると思う。

〜我、反旗を翻す〜

思春期の反抗期ってのが自分には無かった。

と、思ったら最近どうやら反抗期らしい。

かなり遅咲きタイプだ。

しかも反抗の相手が「自分」。笑

どーすんだ、これ。

しかも内容がささやかすぎて自分に自分で反抗してみて、その茶目っ気に自分で笑える。

「たはは」っていう笑い。

どうやら今年の秋は新しい“落ち”方が俺を襲ってるようだ。

   村 
     上 佑    新しい
         樹に     流れ。 


〜ノーマル“落ち”に戻る〜

そうこうしてるうちに普通に落ち始めた。
秋風と曇り空とニコラスのRGBが孤独を加速する。
孤独を癒すのは孤独な存在だ。
僕が【孤独】という言葉を使うとき、いつも独楽という存在が頭をよぎる。
以前、不意に知り合いの女性からメールで送られてきた詩。
高野喜久雄さんという方の詩だそうだ。
 
  「独楽」
  
  如何なる慈愛
  如何なる孤独によっても
  お前は立ちつくすことが出来ぬ
  お前が立つのは
  お前がむなしく
  お前のまわりをまわっているときだ

  しかし
  お前がむなしく そのまわりを まわり
  如何なるめまい
  如何なるお前の vieを追い越したことか
  そして 更に今もなお
  それによって 誰が
  そのありあまる無聊を耐えていることか


(この詩をメタファーという観点から解説している興味深いサイトがあったので乗せておきます。
http://www.asahi-net.or.jp/~yp5k-tkn/terasawa.html


〜レトリックの世界〜
つい3日前に出会ったばかりの単語が私の中を席巻しつつある。

【レトリック】
言葉というツールを巧に操り、美しいほど絶妙に表現することと解釈した。
美辞麗句だ。

日本に生まれ日本語を公用語として使う以上はそれをより美しく使いこなしたいと願うことは自然な流れだと思う。

余談だが、以前から存在していたにも関わらず私が出会うことなく盲点に潜み続けていた単語を特に「ブラインドワード」と名付けている。その単語の一般の認知度が高いほどブラインド率が高かったということになる。私の兄は28歳までBBQという言葉を知らなかったというから驚きだ。

何はともあれ、このレトリックという言葉は、ある雑誌で谷村新司さんが用いていたことによりブラインドから解かれたというワケだ。


〜言語と文字とスピリット〜
少し前の話になるが、眠れる獅子の異名をもつ男が俺にこんな話をした。

ある哲学者が王に言った。
「民の知性を高めるために【文字】を発明しました。」
と。
王「それは逆だ。文字は人々の知性を下げることになるだろう。」

どうなんだろうか。
どちらが正しいか俺には解らないが、文字をあくまでもツールとして認識していれば大丈夫な気もする。
が、かく言う俺もしばしば文字に吊られて踊らされてしまうのが現実だ。

しかし世界には、いまだ文盲率が88%という国もある。
それがどうこうではなくて事実として知っておいても悪くはないと思う。


〜喪失を得る〜
一昨日の「かなしみ」の話だが、秋という季節、もっとも旬なものといえばやはり【喪失感】だ。
そして、人間を成長させるのもまた喪失なのだ。
この時期にどれだけ良質の喪失を得るかが生きる上でとても重要なこと。
しかし喪失感というものは厄介なことに質が上がるほどに切れ味を増すシロモノなのだ・・・。


〜今、話をした人の言葉〜
「好きでタバコ吸ってるわけじゃないんだよ。」
―そう、時には煙草を吸うことしかないぐらいどうしようもない場面もある。
そんな時、男は空気に融けていく煙を見つめながら涙なく泣く。
女は人目を憚らず泣く。
それ。


〜憑き物〜
1ヶ月会わないだけで見違えるようにその人の表情が変わっていることがある。

モヤモヤからの突破口を見出したリュウちゃんは、まさに憑き物が落ちたかの如くにイイ顔してた。

失礼な話だが、初めて彼を男前だと思った。

確かに物事に全力で向き合うために、時には距離を置くのも必要なことだと思う。


〜新種誕生〜
抗生物質が効かないウィルスが増えてきているというニュースを見た。

人間はウィルスのような単細胞生物の進化形だ。

新手のウィルスたちが人間の科学力を凌駕するとき、私たちは彼らの糧となり、地球上から姿を消すことになるのだろう。

そして数十億年後、現行の人類よりも遥かに生命として屈強な「何か」が地球上を闊歩しているのだろう。

人間なんて、人間の時間感覚で言えば「億劫」の時間をかけて、(単純に強いという意味で)より優秀な生物を作り上げるための過程に過ぎないのかもしれないですね。


〜バカバナシ〜
そーちゃんとはよく馬鹿話をする。

先日は、透明人間について熱く話合った。

・・・しばらく話した後、達した結論はこうだった。
「透明なヤツはその時点で人間とは呼ばない。」
つまり透明人間は存在しないということだ。

まぁ過程はどうあれ、その答えは間違ってないだろう。


〜逆もまた然り〜
「逆もまた然り」ってのが俺の考え方の根底にあってそのことがかなり世界を広げてくれている。

人間が自然の一部ならば、我々もその他の動物も地球をホームとする生命であるならば、逆に我々人類の中にも分類があって然りだ。
単一化と細分化だ。
人種があるのは当然の事として極端な話、一人一人が別の生き物だとも言えるわけ。
そこには当然、得手不得手があって、だからこそチームを組んで行動するわけ。

ジンベエザメとコバンザメが共生するように。

植物と昆虫が共生するように。

チームとしてバランスが取れていればそれはとても美しいことだと思う。

この構図もまた【フラクタル】と言えるんじゃないかな。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.