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2006/09/29(金)
素晴らしい体験
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昼過ぎに起きた。
マリマグ邸からウチまでは普通に帰れば5分の道のり。
呑み明け特有のぼんやり重たい頭がココチよい。
緑地の傍を通りかかったとき、セミの声が耳に入って思わず立ち止まった。
今年はもう聞けないかと思ってたが、まだ頑張ってたかぁ〜。
鳥の種類には疎いが、よく聴くと3〜4種の鳥が鳴いているようだ。
しばらく行くとカマキリがいた。
とりあえず捕まえてみた。
「童心は忘れない」ってのがモットーだ。
カマキリの必死な抵抗が嬉しく思えて、すぐ逃がした。
そういう感覚は本当の童心とは違うのだろうが、それもまたココチよい。
帰り道にはモンキチョウもいて、住宅街の路地のガス管工事のおっちゃんが弁当食ってて、カマキリが路上で車に轢かれてて、太陽が暖かくて、16号線は車がうるさくて、ちょっと入った畑にはジャガイモが植えてあって、電柱にはジャガイモを盗まれた畑の持ち主の警告の張り紙があって、その全てが【ナチュラル】で。
昨日ちょうど壮ちゃんに話してたことだけど、 「仮に世界が荒廃して200]年みたいなことになっちゃったとしても、それは自然な姿なんじゃないか。膨大な核エネルギーの塊である太陽や強酸の雲が渦巻く金星などは生物が生きることは出来ないけど、とてもナチュラルだ。」 と俺は言った。
けど、やっぱりこういう一日を過ごせるナチュラルが俺は好きだ。たまらなく好きだ。
あらゆるものの【営み】がなぜか妙に愛おしいと思えた、なんでもない普通の一日の中の素晴らしい体験。
自然ってのは何も山奥とか海とか田舎だけにあるわけじゃない。
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