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2007/01/01(月)
0時過ぎの電車に揺られて
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ドアが開いて、駅のホームで電話片手に声を弾ませるダウンジャケットの男。 「明けましておめでと〜ぅ!」
「あ、もう0時を回ったか・・・。」 そんな風に始まる西暦2007年。
駅のそばでダンボールにくるまるホームレスの中年男に何か「施し」をしようかと思う偽善心を嫌悪し、見て見ぬ自分の通り過ぎる無力さに失望し、ポケットの中の自虐的な詩に共感し、目を閉じれば、まだ新年が始まらぬ自分が其処に在る。
年は勝手に明ける。 しかし年を開けるのはちっぽけなこの手だ。
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