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2007/10/25(木)
浅き夢見じ 酔ひもせず
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物事に造詣を深める上で、【分けて考える】ということが非常に重要になってくる。
人間が関わるほとんど全てのものは深部に矛盾を孕んでいるね。
その矛盾を2つに分けて考える。
矛を知り、盾を知り、その両者が統合されるまでひたすら見つめ続ける。
ステレオグラムのようにね。
像が浮かび上がる瞬間に平衡感覚が失われるような感覚がある。(あの感じ。切り替わるッ!!て感じで好き。)
考え方のポイントは「相対すると言えども任意の2点は必ず同一の直線上に存在する」ということ。
そのことを理解した上で、正と負を等しい距離から煙の気持ちで傍観する。
意識して「見よう」とすると一つの焦点に固着してしまって決して見ることができない。
あくまでも煙の気持ちで。
あとはしばらく時間が経って、風でも吹けば煙は消えて再び輪郭がハッキリしてくる。
そうなれば、それまでとは違った焦点に新たな輪郭が浮かび上がる。
現実には何も変わってないのに矛も盾もなくなって不思議と球体に近いものが目の前にあるってワケだ。
それが、きっと【悟り】と言われる視点に近いんじゃあないだろうか。
俺が興味をそそられるのは・・・ 『万物をその視点から見たとき、人は生きていられるのだろうか。』 という疑問。
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