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2007/03/08(木)
イモ掘って「自」固まる
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掘れよ。 イモを掘れ。 中の中からイモを掘り出せ。 僕らの中にあるイモを。
TOKIOは世界有数のイモの名産地。 掘リ出されたイモを喰って、またイモが育つ。 そうやって登りつめるイモの高み。 そふぃすてぃけいてぃどなイモの極み。
僕らは毎日イモ磨き。 磨けば放つ鈍い輝き。 それは決して美しくはない。 ただただイモく。
土を落とされたイモは見るに耐えない佇まい。だけど仕方ないのよ。髪を整えたり、服を着飾ったり、粉黛に粉黛を重ねたり。徒。僕らはイモ以上でもイモ以下でもないだよ。直線など持ち得ないイビツなイモでしかないのだよ。粉黛のやつれから醸し出される悲しみが喪失の狭間に香ばしく漂えばそれでよいのだよ。
それでも・・・(だからこそ・・・) 掘れよ。 イモを掘れ。 中の中からイモを掘り出せ。 僕らの中にあるイモを。
僕らは毎日イモを掘る。
イモ掘って「自」固まる。 イモ掘って「自我」溜まる。
それが、しんしんしんと営まれていくイモの螺旋。
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