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2007/04/11(水)
風化のすすめ
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「風化しないものはない。」
もちろん経験も風化する。
時は先ず経験から色を奪い、いつかはそのものを忘却の彼方へ連れ去っていく。
しかし全体に目をやれば、風化していく経験は姿、形を変えながら存在し続けることが分かる。それが消滅と風化の違いでもある。
ちょうど画用紙の上で水彩絵の具が滲んでいく様に、薄まりながら広がっていくように、1つの経験が時を経て後の経験に影響を与えていく。
何かを経験したとき、その経験が何の風化によるものなのかを考えることは有益だ。
また、何かを経験したときにその経験をどう風化させるかがとても重要だ。
それは「失敗から学ぶ」ということはよく言われるが、しっかり「成功を噛みしめる」ということも等しく必要だということ。
悪い結果が後に良い結果を導く可能性があるならば、逆に良い結果が後に悪い結果を導くことも当然ある。
因に果を求め 果に因を求める
そうやって経験同士の因果関係を知っておくことは、物事を上手く風化させる助けになるはずだ。
因みにこの考察はneko_3という女性との対話による果です。 この文章が良い風になってくれれば幸いです。
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