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2007/08/06(月)
あさはかに
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カルマ(業)
肉を食うとき、露骨に業を感じる。
本来、人間が人間である以上は皆、業の上に生きているのだろうけど、そういうのはなかなか感じる機会がない。
肉を焼いて食うとき、生きていたものが食い物になっていく様子がまじまじと見て取れるので、それを口にするとき、その業を分かりやすく実感する。
(※以下、これはもの凄く軽率でふざけた考え方だと思うので、気に食わない人はゴメンなさい。)
そういう感覚は一種の嗜好品で、普通に生活する上では別に感じなくて良い罪悪感だろうと思う。
ただ、言葉にしないまでも、心の片隅でその気まずさを感じることが肉を食うときの言わば調味料となる。
その業に対する開き直りの爽快感(恐らく子供が酒やタバコに手をつける感覚に近いと思う)。
そして、他の命を自分が吸収している実感は何物にも代えがたい精神的なエネルギーになる。
それを求めて、俺は肉を食う。
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