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2005/02/22(火)
お話の種
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ここは、ある種のメモ的に使ってみやうかしらん。
というわけで、オハナシメモ。
フラッシュバードという鳥が居ます。 彼らは半エネルギー生命体とも言える生き物で、 白い体毛に羽先にかけてうっすらと黄味がかっていて、 積乱雲にこもる電気エネルギーを摂取します。 時々パリパリと青や黄色の綺麗なスパークを放ちながら雲の高度を飛び回ります。 普通、彼らは高山に住むのですが、寒さの厳しい冬になると、 暖かな空気と積乱雲を求めて南へと下ります。 その渡りの過程で、高い高い空の上で力尽きるものも出てきます。 そのとき、彼らは、自分が存在するためのエネルギーを全て電気エネルギーへと変え、 激しい光を放って虚空に消えてしまうのです。 そのエネルギーは周囲の仲間へと受け継がれます。 明るいうちは見えにくく解りにくいのですが、 夜ともなればなんとも不思議な夜空となるのです。 一度は見てみたい光景ですね。
彼らは、繁殖期になると、つがいで連れ立って空高くへと舞い上がり、 踊るようにくるくると飛び回ります。 飛び回りながら、二羽は繁殖に丁度いい積乱雲を探し、 それが見つかると、いよいよ踊りが激しくなり、 そして二羽は少し距離をとり、 積乱雲を丁度真ん中に、お互いにまっすぐと向かい合って加速し、 積乱雲に飛び込みます。 その瞬間、二羽だったフラッシュバードは激しい光とともに弾けてしまいます。 そして、その積乱雲の中から数羽のフラッシュバードが飛び出すのです。
このように珍しい性質を持つ事から、どうにかして捕えたいと願う者が居ても不思議ではありません。 しかし、彼らは普通の捕らえ方をして閉じ込めても すぐに激しく光って消えて居なくなってしまいます。 そこで使うのが、大きな大きな電球。 絶縁体の手袋で彼らを掴み、電球を近づけると、電気エネルギーでもある彼らは するっと電球の中に吸い込まれてしまうのです。 すぐにソケットに挿します。 かれらはきょとんとした顔で電球のガラス内のフィラメントを止まり木にしまながら、辺りを見回します。 ここでフラッシュバードが弾けようとしてもフィラメントが その引き金になるエネルギーを光に変えて弾けるのを押し留めてしまいます。 餌には時々電気を流してやります。
時々、電球の中で青や黄色のスパークを放つ姿はとても美しいそうです。
うーまとまらない。 まぁメモなのでいいか。 この鳥で何か話できないかなー。ヘニョ。
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