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2005/02/28(月)
祖父の話
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僕の母は、父親、解り切った事だが僕の祖父、の話をたまにします。
昔、まだ僕がこの世に居なかった頃、家族に向かって 「わしが死んだら,骨は,焼いて,粉(こ)にして,屁で飛ばせ」 などとうそぶいていたそうな。 言葉のリズム感がいいし、不謹慎ではあるが自分の事だし なかなか名言であると思う。 いや、迷言かな。 この時、冗談のつもりで言ったのかどうか 現在では最早本人も解らない模様。
祖父は、母がまだ小学生の頃、一度結核で療養所に入っていたらしい。 その当時祖父は、理由は知らないが、 芸能人(当時もそう言ったのかな)やミュージシャンといった人々が ひどく嫌いだったらしい。 地道な人生を歩んできた祖父にとって、 その華やかさや浮ついた軽さが嫌だったのだろうか。 子供がそういう話をすることさえ好まなかったらしい。 しかし、長い療養所生活を続けるうちに、どういう出会いと心境の変化があったのか、 退院し自宅に帰ってきたときには、ギターを背負っていたそうな。 なんでやねん。
流石に現在のロック等と言う物は理解しにくいらしく、 既知外音楽などと言ったりはするものの 正月に祖父宅に親戚で集まったとき、 皆が集まっている場所の別室で持参CDかけてたら、 それ聞いて祖父は腰を振っていました。 まぁ、元気がなによりです。
そういえば祖父にマリア・カラスのレコード借りっぱなしだった。 今度返しにいかなきゃな〜。
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