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2005/03/17(木)
あめあめあめ
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久々に一日雨だった気がします。 風もけっこう強くえらい濡れちゃいました。
今日は本を一冊読み終えました。
さだまさし「解夏」 小説集で、四つの話が入ってます。 表題作、解夏は映画にもなってますね。
四話それぞれ面白く読めました。 個々の事を細かく表記はしないけど、全部に共通するのは 人の心のたがが外れていくというのが描かれているように思います。 話の中の登場人物たちは社会的に成功している人もいるけど、まぁ普通の人達です。 その人たちの身近な人との係わり合いの中での心の変化がとてもゆったりと、そして確実に描かれています。 氏の描きたい事は恐らく単純な事なのだと思います。 ただそれを人に伝える方法の一つとしての小説という形をとったときにこれだけの言葉が必要なのかと 改めて、自分の感情の伝達効率の拙さを思います。
僕は、キャラクターを立たせたらそのキャラたちが動いてくれるのだ、 という方法論めいた話の作り方が好きではありません。 設定。設定!設定!!あまつさえ裏設定!!! そんなもので肥え太ったキャラクターが軽やかな動きをするはずが無いと 僕はそう思ってます。
ま、結局なにが良くて悪いかは解りませんが。
そういえば、ビートたけしの本で「結局なにもわかりませんでした」ってのがあった気がする。 いいタイトルです。 だれだったかが、「インテリジェンスというものは、その分野において自分がどれだけそのことを知らないかを知る事を言う」 と言ってました。 それでいい気がします。
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