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2005/03/26(土)
ちょっとしたことで。
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昨日の話ですが、晩御飯がカレーでした。 普段、僕が作ってるわけではないのですが、 これまでのウチの作り方だと、肉を炒めてそこへ野菜を入れて一緒に炒めて・・・という手順を踏んでいました。 僕が今年の始めに北海道に行った時に友人に食べさせてもらったビーフシチューがとてもおいしかったのですが、 調理手順としてウチと違ったのが肉は初めに強火でガーーーーッっと炒めて、一旦皿に空けて、 その後で野菜を炒めてそこへまた肉を足して火を通すという手順での調理でした。 それ自体は、一般的なことなのかも知れないのですが、 とにかく、ウチではそうはやっていませんでした。 そして、今回、手順の中にこういったポイントを踏まえて作ると、いつもよりもおいしいカレーができました。
おいしくなった理由は単純で、強火で炒めた肉の表面が、 長時間煮込んでも内側の旨みをルーの中に逃してしまわなくなるからだそうです。
「理に適う」という言葉があります。 このカレーにしても、その小さなひと手間はとても理に適ったものだと思います。 「言われてみればそうだなぁ」と。
誰かに聞いた話ですが、フレンチなんかで、コースの最後には必ずデザートが出てきます。 一方、和食等にはあまりつきません。 それは何故かと言うと、和食は煮物やなんかに砂糖は使うけれど、 フレンチは料理自体には砂糖はあまり使わないそうです。 その不足がちな等分を最後のデザートで補充するのだ、ということです。 人間はその時不足している栄養素を自然に食べたいと思うそうなのですが、 だから、料理でおなかいっぱいになった後でも食べる事ができるのでしょうか。 この話も至極「理に適った」、腹にすとんと理解出来るものだと思いました。
料理の手順にしても、落書きにしてもなんにしても、この理に適うというか、 セオリー的なものを踏まえると言うのはとても大事な事だと思いました。 とはいえ、そこから、それに囚われずにセオリーを越えた所で工夫するというのもまた大事。 そのさじ加減や工夫そのものや、セオリーに理解がすとんと及ぶときと言うのは面白い。
料理って楽しいです。
ところで、日曜日に四天王寺の市で買ったドライフルーツがおいしいです。 買った当初は、ちょっと高いなぁと思っていました。 でも、粉砂糖をまぶして甘みを足してるわけでもないのに、 十分に甘く、なによりも果物のの味が凝縮されています。 これなら全然高くない。失礼しましたです。
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