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2005/03/03(木)
狂骨の夢
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今日読み終えた本。 京極夏彦「狂骨の夢」 怪奇探偵小説、とは言わないかもしれないが、 京極さんの代表的シリーズ、 京極堂シリーズの第三弾。
京極堂という古本屋を営む、本業神主の主人公が、 憑物落としとして様々な難事件を解決する。 などと言うとお化けが幽霊が妖怪が小悪魔がイヤ小悪魔は出てこないな、 なんにしてもモノノケの類が出てくるようにも想像できるが、 主人公曰く「この世に不思議な事など無い」と言ってしまう様に、 数々の不可解な因子が、主人公の手により祓われ解かれていくプロセスはなんとも爽快である。 京極堂シリーズは一つ一つが少々長いものの 一気に読んでしまうためにその長さを感じさせない。 三巻目にして、今回は主人公が中盤まで出てこないというような構成ではあったものの、 やはり中盤以降、京極堂登場から一気に読みきってしまった。 面白かった。 第一作「姑獲鳥(うぶめ)の夏」 第二作「魍魎のハコ」 どれも面白い。 興味のある方はゼヒゼヒ。
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