夢想庵
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2005/03/08(火) 知恵の実を食べよう2
昨日の続きです。

第二章、吉本隆明・詩人・文芸評論家・79才
5人の中では最後に出てくる谷川俊太郎氏に並ぶ有名人です。
テーマ「普通に生きるということ」
「普通に生きている人、あるいはそういう生き方を既にやっている人の生き方が、
一番価値ある生き方だと、理想としています」
というのが、基本の論旨なのだが、文章として同じ事が何回も出てきて、
言葉を特殊な使い方している事も相まって非常に難解。
上に挙げた導入部分は解るものの、さらに一歩進んだところでどうにも頭上に?マークが出てきます。
これを感覚的・直感的に感じ取る事が出来たら理解も早いのだろうけど、
今回読む限りは無理でした。
それもそのはずと納得したのが、後半、谷川俊太郎氏のところを読んでいると、
「吉本さんは、歌っているんだなぁと思った」とありました。
つまり、音や間も含めた日本語としての「話し」もしくは「話す」という事全体で、
彼は語っていたのだろうと思われるのです。
だから文章にするとくどくも感じるし、イメージがしにくくもなるのかなぁと。
なので、今ここで、まとめる事はできませんでした。ちゃんちゃん。

第三章、藤田元司・野球解説者・72才
テーマ「気持ちの強さ」
元巨人監督らしいです。
僕は、スポーツの類、というかTV自体あまり見ないので、野球とかもとんと疎いのですが、
やはり、一つの事を突き詰めてやってきて、年を重ねて言った人の話は、ジャンルを問わず面白い。
「ありったけというのは、持っているものを全部さらけ出してぶつかっていく事。」
等身大と言う言葉が、割と巷に出回っていると思うが、
その言葉からは、どうにも甘えが見えるという。
そのときそのときで、ありったけの工夫・努力をすることが大事と、
なんともスポーツマンらしい解りやすく熱い事を言ってます。
ただ、もちろん話はそれだけにはとどまらず、監督もやっていたので、
他人にありったけの力を出させるやり方などについても語っていたのが面白かった。
要するに、言葉を使って相手の気持ちを良い方向へ持っていく事、
それが出来る言葉というもの自体の大切さと怖さについても触れていました。
僕は言葉を使うのは割と好きなほうだとは思っていますが、
これにあるように相手の気持ちをどこかへと動くように仕向けるということはほぼ出来ません。
テクなし直球勝負のみです。あとはミョーなボール球か。
極端な例ではあるけど、好きな人に気持ちを伝える時とか、かけひきじゃないけど、
やっぱりそういう言葉の影響の作用の仕方というのはもうちょっと意識しないとなと思いましたょ。
クレバーになる必要は無いし、ていのいい言い方で逃げる事もしたくは無いけど、
でも、「正直のやり方」も考えたほうがいいなと感じました。
なんでもかんでもそのまんま正直に言っても波風立つだけですしね。
なんだったかな、平安時代とかそういう古い時代の話だったと思うけど、
ある貴族の妻に仕える女官の化粧があまりに下手なのを気づかせるのに、
その人に主人であるその女性が鏡を送ったらしい。
それを見て、化粧はほどほどの状態に改善されたとかいう話を
いつだったか、子供の頃に聞いた覚えがある。
まぁ、直接、ヒデー化粧だな!って注意するよりも、本人が自分で気づくように
仕向けるのがいいのですよ、ということなのだけど、
そういったことって、聞いたときは、話の意味はわかっても、ちゃんと消化できていなくて
頭の中に残ってて、熟成されて、それがふと心にストンと降りてくる事があるけど、
なんというか、算数や英語や〜ってのもいいけど、教育ってそゆことのほうが重要だぬぃと思いました。

続きはまた明日。


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