夢想庵
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2005/04/16(土) 京都へ
京都へ行ってまいりました。

朝からとてもいい天気で暑くなると思ったので少し薄着で出ました。
考えてみれば、まだ四月。
これからの気温を考えるとゾっとします。
もう脱ぐ物ねーよ!とかなりそうです。

とりあえず河原町まで出て、最初の目的地、京都市美術館へ。
京阪四条で電車に乗ろうかと思ったけど、鴨川沿いを歩くのが気持ち良さそうだったので
てくてくほてほて歩きました。
で、うろ覚えに歩いていて適当に東へ入ると丁度美術館に着きました。
すげー。

美術館にそのまま行こうかとも思ったのですが、ふと平安神宮を覗きたくなって
ふらふらと庭園に入っていきました。
さくらもまだまだ満開で、ものすごく綺麗でした。
庭園内の遊歩道を歩いていて、途中、小川があったので、そこを流れる花びらを眺めながら歩いていたのですが、
ふと光が変わりました。
見上げると、そこはその庭園内でも一番さくらが綺麗に見える所だったらしく、
そこにあった二本のサクラの天井を通って来た太陽の光があたりをほんのりとピンクにしていたのでした。
それまでの木に囲まれたちょっと薄暗い道もその効果を狙ったものなのかなと思い、
設計した人のセンスにかなり感動しました。

池の周りを歩いていたら目に付くのが菖蒲。
なんとも元気がいい感じがするなと思ったら、そういえば花が咲くのが五月か六月か
そういうエネルギーがはとばしってたんだなぁと感心しました。
そこで見知らぬおばちゃま方が話していたのですが、
平安神宮の庭園は四季折々の花が咲くらしく、一年中綺麗だとのこと。
また行きたいなぁと思います。

そのあと美術館の方へ回ってみたのですが、目当てにしていた展示が無い・・・。
目的にしていたのは「曽我蕭白」(ソガショウハク)という人の展覧会。
「無頼という愉悦」と銘打っていました。
1730〜81の日本の絵師で、ちょっと前に本屋に言った時に芸術新潮だったかで特集していたのと
ラジオでの紹介が面白そうだったので気になっていました。
とても奇妙な絵を描く人で、特にその人物画などの目つきなんかは狂気さえ感じます。
基本は水墨画ですが、しっかり色の乗った絵もあります。

その展覧会のポスターを発見、期間を見てみたら今日はちゃんとやってるはず。
場所を見ると・・・京都国立博物館。
まつがえました。
博物館は美術館からかなり南の方で、後で回るにしても、とりあいずそこでやっていた企画展を見ました。
「視線」をコンセプトにした企画展で、これはこれで面白かったです。

美術館を出た後に前から行きたいと思っていた蕎麦屋さんを目指して北上。
目指すは北大路通り。
歩きました。
遠いよ。
考えてみたら京阪一駅叡山電鉄二駅の距離。
そりゃー遠いですわな。
汗ばみつつも北大路通りについて道路に沿って探していたのですが見当たりません。
北大路烏丸まで出た所で諦めました。
まぁこれも縁。
また今度来ようとホテホテ歩いて目に付いた蕎麦屋さんに入りました。
そのお店もカナリHIT。
ざる蕎麦を食べたのですが、蕎麦湯まで美味しかったのは久しぶりでした。
おかみさん一人で切り盛りしてる店なのか、狭いながらも京都の町屋で
小ぎれいなお店でとても好感もてました。
場所は烏丸通りを京都御所からちょっと北の向かって右の並びです。
名前は忘れた。。。

そのあと京都御所へ向かったのですが、その途中ふと路地を見ると着物の女性が日陰にたたずんでいて
周りの建物も古いものだったので、その風情に思わず見とれてしまいましたエヘヘ。

京都御所を通り抜けて京阪丸太町駅から七条へ。

京都国立博物館へ行って目的の展覧会を見てきました。
あまりの迫力と数の多さにメチャ疲れました。

展覧会へ行くと、何がしかの刺激を受けたいとは思うのですが、その時の昂ぶりはすぐにしぼんでしまうのと、
何か感じたというのが自分の中で咀嚼されて消化されて昇華されるまでには
けっこうな時間を要します。
何よりもまだまだ感受性が未熟なので作品から溢れる情感を殆どこぼしてしまいます。
勿体無い。
でも見に行ってよかったと思います。

後に思い出すために図録を買って、帰りにあった店で家族にお土産の和菓子を買って帰宅。

家に帰ってから、ちょっといい御茶を淹れて和菓子を堪能。
最高の気分でした。

一息ついてからリベンジで作ったソースでグラタンを作りました。
父親が「ツナ入ってる?」と言うほどに柔らかくなった豚肉がトマトソースに重厚さを加えていて
ペンネに和えたリコッタチーズのまろやかさとのバランスも良く、とてもいい出来上がりでした。
それが美味しかったのでワインを飲みすぎて酔っ払ったので昨日は日記が書けなかったのですよ、
と日曜の午後に言い訳してみる。

昼間とか目論見が全て上手くいった訳ではないけれど、回り道も含めていい一日でした。


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