夢想庵
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2005/04/02(土) けこーん
今日は職場の先輩の結婚式がありました。
先輩といっても同時期に働いていたわけではないので、お客として呼ばれたわけではありませんが、
披露宴の写真撮影を頼まれて行って来ました。

人生の中でもとても重要なイベントなだけにカナリ緊張しました。
これも撮っとこうあれも撮っとこういまブレたかももう一回撮っとこうとしてるうちにたった二・三時間程度の披露宴で
相当な枚数のシャッターをきっていました。
整理が大変そうです。

具体的な事は書きませんが、新郎さん、「かっこいい男」の一例です。
結婚どうこうに対しての幸せそうとか、そういうのではなく、
なんというか、明るい冗談の中のちょっとした深みとか短い言葉の中の大きな意味とか、
そういうものがナチュラルに吹き出てくる人です。
ほんとうにかっこいい。

部外者ながら感動できる、新郎新婦の人間性が、豊かな感情が、
築き上げてきた良い人間関係が垣間見えたいい披露宴でした。

うまく撮れてるといいなあ。

余談ですが、葬式ってその生前の人柄がそのまま式の空気に出るらしいという話を聞いたことがあります。
ウチの母親はローリングストーンズのブラウンシュガーから始まる葬式にしてくれと言っています。
ゼヒそうしたいと思っています。


今日は、それ以外にも色々感じることがあって普段よりもとても多くのことを考えました。
考えるのに疲れるくらいに。
しんどかったけどいい一日だったと言える様になりたいものです。
って具体的なところぼかしすぎて訳解らないな。


今日は久々に本を一冊読み終えました。
ゲーテ「ファウスト」
なんでこんなの読み始めたのかわかりません。
9割位何言ってるか解らない比喩表現が多くて辟易したけど、
第一部の終わり間際に、狂ってしまった恋人マルガレーテとファウストとの会話が鬼気迫るものがあり
なんとも言えない心持でした。
あと、「どんな言葉にもその発生に関わる事情の匂い位は残っている」という台詞がいいなと思いました。
浮かれるファウストに冷静で皮肉なツッコミ入れるメフィストーフェレスも良かった。

ギリシャ神話の神々の名前や、色々な時代の英雄の名前が表現の中に利用されていました。
かなりの数で、それだけ列挙されると、それはそれでかなり迫力があります。
誰が何って短い解説が付いていただけだけど、なかなか胸躍りました。
思ったのですが、「ゼウス」とか「アポロン」とか、妙に人格化されてるけど
なんというか、その威光というか、アニミズム的なとらえ方って本当に何処の国でもあるんだろうなぁとか思いました。
例えば、天空の神「ゼウス」と言ったとします。
天空の神、だけでは伝わらない畏れをそこに込め、その対象に対するそういう感情や事象全体を含めて
「ゼウス」と、昔の人は言ったのだろうなぁと思いました。
そゆのって、知識ではなく感覚として、現代に、特に日本に、さらに特に、自分も含めて若い人に、残ってるのかな。
子供の時に感じた、根拠の無い茫漠とした感覚、それに対して名前を付けるって感じなのかなあ。

松本大洋氏の「ゴーゴーモンスター」という漫画は感受性豊かな子供が感じる
そんな気配をとっても良く表現していていい作品でした。
読んでいてドキドキゾクゾクした作品の一つです。

話を戻して、「ファウスト」、詩的なものなので、原文で音も併せて楽しまないと
カケラも感じたことにはならないのでしょうが、読んでよかったとは思います。


・・・なんか妙に長くなった。


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