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2005/05/20(金)
やろーのいばしょ
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仕事で街中のある商業ビルに行きました。 そこで少し手の空いた時間に、なんとなくエレベーターの各階の店舗案内を見ていました。 そのビルは十階位までが店舗用のフロアになっているのですが、上部の飲食関係以外は、 殆どがファッション関係のお店で、九割以上がレディスの店でした。 メンズのお店は、あったとしてもレディス&メンズという店でのみ、メンズ専門店はありませんでした。 つまり、そのビルは殆どが女性の使うお金でビジネスとして成り立っているということなのです。 (オトコがお金を払うにしても女性が「遣う」として)
考えてみれば、街中を歩いていてもファッション関係と言えば女性向けが多いと思います。 飲食の関係にしても、割と女性向けに造られた店舗が多い気がします。 ランチの時間に美味しそうなコジャレた店に行くと八割が女性です。 その他の娯楽施設や、本・映画・音楽等の店は、男女の別はほとんどありません。
そこで思ったのですが、男は一体何処へ行くのでしょう。 日本橋の電気街なんかは男は多いですが、それもジャンルが偏っています。
今、雑誌なんかを見ても女性誌というものが多いように見られます。 それは、当たり前の事として、市場としてそれだけ成立するからなのでしょう。
では男が買う雑誌は?
僕が一番に思いついたのは、映画や音楽やそういった「ホビー」のものなのかなと。 ビジネス誌にしても、仕事で「やらなくていはいけない」の枠を越えている限りは、ある意味の趣味となるように思えます。 そういう、趣味という他人に対して表現するよりも自己の中に蓄積する、 言うなれば、埋没していく類のものが、今の男の行き場なのかとも思いました。
だから、ファッション等の様に、例え趣味的ではあっても、そこに第三者の視線が必要なものは そもそもが(店だとかその知識だとか)表に出る傾向にあるのかなと思いました。 中古レコード屋さんなんか、雑居ビルの一室でひっそりやってるお店なんかが多いですしね。
そこに居るのは大部分が男の客です。 ファッションみたいに側を飾る能力・センスに関して男が女性に適うわけは無いと思います。 つまり、女性は外に、男は内に居るという事なのでしょうか。
等と、インドア派な僕は言ってみるのでした。
今日は映画を観ました。 「シービスケット」 競走馬の話です。 面白かったのですが、なんというか、競技というものがあまりメリハリつけて描かれていなかったような気がします。 レースの展開もよくわからなかったです。 登場人物も顔を覚える前に消えたりして良く解りませんでした。 それぞれの感情の表現もちょっと伝わりづらかったです。 ただ、主人公の馬のオーナーになる、ある富豪の再婚相手の顔がとても印象的な美しさを持っているなと思いました。 昔の「銀幕の美女」に通じる、画面に映える美しさというか。 出てくる意味が取り立ててないのに、目が引かれる不思議な顔立ちでした。
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