|
2005/05/25(水)
ディオゲネス
|
|
|
昨日の日記(?)に名前が出たディオゲネス。 大学時代の哲学の授業でさらっと触れた程度なので詳細な記憶はありません。
ただダイスキなエピソードが一つ。
樽に住んでいたディオゲネスがそこで日向ぼっこをしていると目の前に一人の男が現れました。 男の名はアレキサンダー。 今や飛ぶ鳥も落とす勢いのマケドニアの若き王。
王は名の知れた哲人であるディオゲネスにこう訪ねました。 「何か欲しい物は無いか。何でも言ってみるがいい。」
ディオゲネスは答えました。 「ちょっとそこをどいてくれんかね。そうしたら陽が良く当たるんじゃ。それだけでええ。」
アレキサンダーは、「もし私が何でも持っているアレキサンダー大王で無いならば、 私は何も持っていないディオゲネスになりたい」と、その偉大な哲学者を褒め称えたそうです。
その突飛な行動から、市中の人々からは時としてキチガイ扱いも受けたといいます。
出来れば霞を食べて生きていたいと思う骨の髄から暇人な僕は、やはり、こういう人に憧れます。
|
|
|