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2005/06/14(火)
夕暮れに夏のニホヒ
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お仕事がちょっと間延びした感も残しつつ終了したのは定時と一応決めてある時間から一時間後でした。
今の時期、外は明るく晴れの日の夕方よりも空に雲があって光が回りこむだけ明るく見えます。
気温は少し前から上がっていて、30分も歩くとけっこう汗ばんでくる位です。 でも、この日は風も少しあったことから、そう暑くは感じませんでした。
それから約一時間後、自宅最寄の駅に着いた時点で空と街の明るさが逆転しようかという位の時間。 僕の一番好きな時間。
駅近辺は人も多く、さわさわと重なり合って聞き取れない人の声やバスのディーゼルエンジンの音、 ラーメン屋から匂う濃厚な香り。 去年の夏の嵐からボロボロになったま掛けられているうどんやの赤いちょうちん、 地面に座り込んで話をしている半袖のワカゾー連中、 コッチからアッチヘアッチからコッチへ電車が遠くをガタゴト走る音。
相変わらず風が気持ち良くて、丁度汗をかかない位に体と気温が温かくて、そして疲れからか、ちょっと眠い。 いつも眺めている帰り道ですが、そうやってこの日は何故か夏の匂いを僕は感じたのです。 自ずと軽くなる足取り、もしかしたらニヤけていたかもしれません。
歩きながら深呼吸したりして、好きなメロディーを少しハミングしてみたりして。 そんな気分のまま、寄り道もせずに家に帰ってたらふくバンゴハンを食べました。 いい夜でした。
何も特別な事ではないし、こんな文体でわざわざ書くことも無いのですが、 なんだか、お祭りをやっているような、妙な、でもちょっとサワヤカなウキウキを 文章にしてみようとしてみました。
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