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2005/07/05(火)
ねこあな
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職場へ歩いていく途中の猫の丘の事は大分前に書きました。 その丘はぼうぼうとした草に覆われていて、人が入った気配は全くありません。 その草は背が高く、びっしり生えているので壁のような印象もあります。 その壁を歩きつつ見ていると、草の谷間が少し暗がりになったように、 まるで穴のように点在しているのに気がつきました。
そして、そのサイズはちょうど猫の横幅くらいなのです。
つまりは、猫専用獣道なのですが、 抱きかかえれば軽いあの猫達の体重で踏みしめられて分かたれた草の間の道は、 その猫たちの小さな力が溜まりに溜まってできた道なのだと想像したら、 なんだかその道の入り口がとてもかわいらしいものに見えてきました。 その猫にしたら森のような草むらの中でどんな道筋がたっているのかは知りませんが、 どこかに繋がっているのかも知れないと想像力をかきたてられるその穴に 僕はニヤニヤしてしまいます。
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