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2005/07/07(木)
タナボタ
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ある料理専門雑誌のリリーフランキー氏のコラムが今回は七夕の事についてでした。 このコラム、かねてからなんとも根暗な感じで、 例えば四月ごろのものでは花見で浮かれる人々の間で嫌悪とサミシさを感じているような内容でした。
そんな内容ながらもナルホドと唸らされたり、なんだかんだでシンパシーを感じたりする僕も根暗なのかもしれないですが、 それは置いといて、 今回は、織姫と彦星の一年に一度の逢瀬の何処がロマンチックなものか、という趣旨でした。
今改めて考えてみれば屁理屈ばかりだったような気もするのですが、 論旨よりも、地球規模のデバカメ、という表現が笑えました。 なんとも身も蓋も無い。
このコラムはそのテーマに併せて相棒となるシェフが空想の料理を作ると言うもの。 そして今回の料理はエスカルゴの入ったパスタでした。(正式なメニュー名は忘れました) エスカルゴ、というかカタツムリの交合は二十四時間にも及ぶと言う事実を踏まえての、 天上のカップルに対する当てこすりでもあるようです。
ロマンチストでありながらニヒリストでもあるという、その中途半端さから、 結局、何者でもない僕は、毎回このコラムを楽しみに読んでいます。
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