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2005/07/09(土)
粋
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本を読み終えました。 仕事場にある本で、昼の休みとかを使ってちょっとづつ読んでいたものです。 料理関係の雑誌に載せていたエッセイを、筆者の死を追悼する意味で出された本だったと思います。
須佐美誠一氏「黄金のグラス」 毎回、艶があったり粋であったりの、お酒にまつわる短いエッセイです。 日本語を大事に使っている、どっしりと存在感のある文章は、一篇一篇に味があり、 飲んだことは無いお酒のことばかりではあっても、その状況や芳香を想像させられてしまう、 憧れさせられてしまう、しんみりと染み渡るような、そんなエッセイです。
僕はお酒を結構飲みますが、それはただ飲んでいるだけで、氏の言うような酒は未だ飲んだことが無いのだなと思いました。 もちろん、銘柄云々ということではなく。
未だ知らないとはいえ、この本を読んで、ああそういう世界があるんだなと僅かでも垣間見る事が出来ました。
面白かった。
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