日記
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2005/07/07(木) 七夕
今日バイトの上司に怒られた。
いつも以上にキツイ口調だった。
俺はその人のことがちょっと苦手で俺が圧倒的に悪いのは分かってた。
仕事をする上でそんなこと覚悟しなければやっていけないし反省もしなければいけないのはわかってた。
反省はしていた。
むしろ自分を追い込んでいた。
考えが頭の中をめまぐるしく回った。
親父はいつも俺と話すときは勉強のことかもしくは何かを言いつけるだけ。
まともな会話なんてここ数年してないと思う。
思えばケンカばかりだ。
妹は勉強家だ。
親父はいつも言ってた。
「妹は勉強できるから実りある未来があるけど勉強しないヤツはろくな所に就職できない」って。
確かに勉強しない俺が悪いんだ。
それは分かっている。
しかも今日はバイトに遅刻までして上司に迷惑かけてそれも一度じゃない。
店の売り上げにまで影響してしまう。
そして後ろを見たら包丁があった。
それをふと手にとって手首へあてた。
何度か切りつけた。
それを見た社員に思いっきり怒鳴られた。
こんな俺を怒った。
思いっきり怒りつけてくれた。
涙が止まらなかった。
体中震えてあんなに泣いたのは初めてかもしれない。
昔のイジメのトラウマなんかもあったかもしれないが自分の自己嫌悪から解放されたい気持ちだったかもしれない。
初めてのリスカ。
今でも手首には2つの切り傷が残っている。
それを見るたびにふと思うのはあの俺を怒ってくれた上司のこと。
一生忘れないだろう。
あの人のおかげで俺は生きていけるんだ。


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