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2009/01/15(木)
10年前のダイヤ
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今日はちょっと写真ではなく懐かしいものが出てきたのでスキャンしてみました。 これは99年2月のダイヤで今から10年前になります。 これは今はもう廃刊になってしまいましたが、JR北海道が編集していた北海道ダイヤ・時刻表からです。 私はこれを愛用しており、ずっと毎月買い続けてきました。毎月買う必要もないように思うんですが、でも後になってみると「買って、そしてとっておいてよかった」と思います。
ちょうど調べ物をしていたときにこれが出てきました。 ハラハラっとめくってみると、今は交通新聞社の道内時刻表を使っているんですが、デザインが違うなというのが第一印象。その次に載っている列車が懐かしいです。 快速マリンライナーや北斗星4号、6号、エルム、宗谷線急行、おおぞら、トマサホのフラのスキーEXP、快速ミッドナイト、北斗星トマムサホロ、千歳ー様似の優駿浪漫、はつかり、快速海峡、急行ハーバーレインボー(ノース使用)ふるさと銀河線etc・・・
どれも懐かしく、今はないものばかりで、10年でずいぶん変わってきたんだな〜と実感します。 2月のダイヤなのにまだSL冬の湿原が掲載されてませんからね。ということはSL復活前ということになるわけです。 そして昔は細かく臨時列車が設定されていましたし、ずいぶん前からダイヤに載ってきてるなと感じました。 2月のダイヤなのにもうフラノラベンダーEXPなどが出てます。今は1〜2ヶ月前に掲載されてくるので、JR発行のもの故なのかな?なんて思ったり。 またカシオペアの姿もダイヤにはありませんし、とかち、おおぞらにWデッカーの記載があります。これも懐かしいです。
でも10年前、10年後ここまで夜行列車が減り、活気がなくなっているとは思ってませんでした。 今シーズン気づけばフラノスキーEXPは運行されていませんし、北斗星も1往復、夢空間はすでに引退し、エルムもありません。 冬は冬なりに寒さや雪というマイナス要素に勝つほどの撮るもの、乗りたいなと思うものが結構あったものですが、今は寒いし・・・と寒さに負けて撮影や乗り鉄に行く回数が減りました。 ましてや私個人としては、最近は「いや〜乗ってみたいな」と思う列車がほとんどありません。 大体乗りつくしてしまったからかもしれませんし、私自信が撮り鉄派と道筋がはっきりしてしまったためかもしれませんが、どうも魅力あふれるものがない気がしますし、99年のダイヤと今月のダイヤを見比べても、活気がなくなったな〜という印象を持ちました。 現実に冬のスキー列車は回送状態が多いですし、スキーや冬のレジャーは車やバスで・・・というパターンが当たり前になりつつありますので、スキーをしょって列車に・・という時代は過去のものなのかもしれませんね。 掲載したダイヤには北斗星トマムサホロが出ていますが、これは夢空間連結で新宿まで入っていたんですね。
ただ、合理化合理化で10年進んできた結果が、どうも鉄道は魅力あふれる存在から、ただの移動手段になってきて、これからもなりつつあるように感じます。 確かに料金の問題、そして消費者の懐具合や景気の状態というものもありますが、現場で活気がなくなってしまった分、それが利用減という方向へもつながっているのではないか、そう思うのです。 やっぱりみんなが乗りたいなと思う列車が少なくなると足は遠のくように思いますからね。 もう以前のような活気は望めないんでしょうかね。
掲載のダイヤは全部載せるわけにもいきませんので、私がこれとこれは・・・と思った部分を掲載します。 縮小をかけているのでちょっと醜いかもしれませんが(汗)
ちなみに今の区間快速いしかりライナーですが、札幌から快速、札幌まで快速というパターンになっていますが、もしかして昔のマリンライナー、いしかりライナーのパターンに戻ったともいえるのではないでしょうか。 どっちもいしかりライナーだとややこしい感があるので、いっそのことまたマリンライナーを復活させて、札幌から快速、札幌まで快速をマリンライナーといしかりライナーに振り分ければいいように思うのですが。
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