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2009/01/18(日)
中央バス日産+西日本車体 スペースランナーの変化
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ボチボチ気楽に更新・・と最初に言った割には結局毎日更新しちゃってますね。 そんな今日は日産ディーゼルのスペースランナーを取り上げてみました。 そもそも日産は昔から自社のボディー会社を持っていないため、富士や西日本、時には三菱などの車体を使うこともあるというメーカーです。 北海道では西日本車体のボディーを乗せた車は今までほとんど縁がなかったものですが、富士重工がバスボディー、そして鉄道から撤退してしまった今、日産は困ったことになってしまいました。 余談ですが、北海道は気動車が多いため、富士重工製の気動車も多く走っています。 キハ183系やキハ283系、そして富士重工で最後に生産された鉄道車両の1つであるキハ261も富士重工製ですね。
さて、そんな富士重工が撤退してしまった後、日産のバスボディーを引き継いだのは西日本車体工業でした。 会社は九州小倉で遠路はるばる北海道に運ばれてくることになるわけです。 今まで西日本車体のバスはほとんど入っていませんでしたが、最初に入ってきたのが中央バスでは2003年のことでした。 路線車はスペースランナー、高速、観光向けはスペースアローとして投入されましたが、そのうち北海道中央バスでは導入に当たって全国的にも珍しい9mのRPでした。江ノ電と京浜急行などに限られ、25台程度存在するのみとなっているようです。 その後、9m車は今は生産停止になっているようなので、中央バスのスペースランナー9m車はレアな存在な車になります。
しばらくはこの9mで導入され続け、2005年まで導入されました。 しかし、生産停止を受け、次の日産車導入となった2007年からはスペースランナーRAとなり、大型ショートではなくなりました。 また、2006年に改正された灯火器類保安基準に適合するべく、それまでリアウィンドウの少し下に横並びで2灯設置されていたテールライトが日産シビリアンと同じパーツを使った縦型に改められ、側面の反射板が増やされました。反射板はどのメーカーどの車種にも見られる変化です。
こうしたことで、同じ日産+西日本車体のスペースランナーでも、画像のように変化があり、パッと見違う車に見えるほどです。 どちらかというと日産+富士7Eの末期に導入された大型ショートの方がそれまでのスペースランナーに近かったといえるかもしれません。
リアデザインも大型ショートの方が尻上りな感じでバンパー位置も少し高いようですね。 そしてスペースランナーRAの方がリアウィンドウは小さいようです。 こうして比べてみると一目瞭然といったところでしょうか。
最近ではスペースランナーが三菱ふそうにOEM提供され、エアロスターSとして販売しています。中央バスにもそのOEM車が数台導入されています。 さらに、今までのスペースランナーはどの事業者もフロントバンパーが黒でした。これは初め西日本の車を見たとき、車体と大きく目立つバンパーが私には不釣合いに見えていましたが、ここ最近ではバンパーも塗装されるようになったようですね。 中央バスでは2008年導入のスペースランナーノンステップでこの塗装になっています。それが3枚目の画像となります。 私としてはまだこのデザインはあまりいいデザインに見えないんですよ。なんか変な位置にナンバーが来てしまっていて、ナンバーがやたらフロント面で存在を主張してるんです。ナンバーがバンパーのしたでぶら下がってたりする方がいいかもしれませんね。 しかし、同じ2008年導入でも、年末にじょうてつバスに導入されたスペースランナーはバンパーが黒なんですよ。もしかすると事業者ごとに選択できるのかもしれませんね。
こうしてみると短期間のうちに1車種でこれほど変化が出てきている車種も珍しいかもしれません。
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![](/user/cruisin/img/2009_1/18.jpg) |
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