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2009/01/22(木)
消防車とSL
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道内ではC11の171号機と207号機のSLが復活して活躍しており、復活以来走る区間には全国各地から人が集まってくる人気ぶりですが、そんなSLが33年ぶりに昨年石北本線に「SL常紋号」として走ったのが記憶に新しいところだと思います。 私も2日あった運転日を贅沢にも2日とも参加することが出来ましたが、その運転日の1日目、私は遠軽駅でSLを出迎えました。 遠軽駅に行った目的はこの日発売の記念切符の購入でした。 しかし思いがけない収穫が・・・。 ホームへ行ったら客車から切り離され、客車のいるホームと反対側の留置線にSLだけが移動して次の準備をしていたのです。 駅の片隅には消防車もいます。日本に鉄道が開通したとき、火事になるのを恐れていた・・・・という話がありますがそれとは別なのは言うまでもないですね。 SL時代が去った後は給水施設やターンテーブルは次々用済みとなり消えていきました。その結果SLが復活しても途中で給水することができなくなってしまったんです。ということで、消防車は水をSLに運んできたわけです。 その消防車とのツーショットが画像になります。 その場では職員が何人も出てSLのお世話をしており、アクの始末や水の補充など遠軽までの後始末と遠軽から先の準備に覆われており、その模様を切り取った画像なんですが、ホームに持って行ったのはなんと本務機ではなく、コンデジだけだったのです(泣) 本務機は車の中・・・。度々こういう油断がシャッターチャンスを逃すというか、ネタを生かしきれないのが私なんですよね。
かつて多くの線路が張り巡らされていた姿を今に残す広い構内にSLが緑の山をバックにポツンといるのもなかなか画になりますね。
ちなみに私の目的だった入場券はなんとかゲット。しかし売れ行き好調で完売だったようで結構手に入らなかった人もいるんだとか。SL運行は経費がかかりすぎるとのことで、JR側では(煙を吐いて走るだけに)煙たがられるようですが、一発SLが走るとJRだけでなく、走行する沿線にも人が集まり、遠方から来る人は宿泊もする、車で行く人は現地で給油もするということで、少なからず地元に経済効果をもたらせる、これが今のSLの姿でしょうね。 寂れる道内の地方をSLがもっともっと力強く引っ張って行ってほしいですね。
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![](/user/cruisin/img/2009_1/22.jpg) |
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