レカ郎写真記
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2009/02/23(月) 785系の変化5
5回目になりました、785系の変化を追っているシリーズです。

さて、今回はパンタグラフです。
ご存知北海道の電車は古い711系や引退した781系も含め全車がシングルアームパンタに載せかえされました。
785系も交差式パンタをかつては載せていました。それは前回までの写真を見ていただくと分かるかと思います。

しかしシングルアームパンタ(以下シンパ)を元々載せていた785系があります。それが前に書きましたがモハ784−500です。
ここからシンパが新製時から載せている車の導入が始まったと思います。
その後、重い濡れ雪でパンタが架線から脱線してしまうということが度々起こったのと、今後クロスよりシンパの方が増えるとの見通しから、メンテナンス性をよくするためということで全車に渡ってシンパが載せられました。この工事は2年くらいかかったかなと思うのですが、1編成に2本パンタのある編成は片方ずつの交換となりました。
ですから、781系などもそうですが、片側がシンパ、もう片方がクロスという姿が見られたものです。

785系もこうしてシンパに載せかえられていきましたが。
しかし手持ちの写真を見て気づきました。前にも言いましたが、NE−501編成はNE−501編成を結成してすぐに片側がシンパになっているんですよ。増結編成で結成したNEー500番台編成にはパンタの乗っていないモハ785−500が組み込まれたんでしたね。
なので、この場合両方ともクロスパンタじゃなきゃ普通はおかしいんです。それが今日の1枚目です。これはNE−502編成ですが本来クロスパンタが2本立っているのがNE−500番台編成の正統な姿です。しかしNE−501は早期に片側がシンパに交換されていました。もしかすると試験を行ったのかもしれません。

後に今日の2枚目ですが、両方ともシンパに交換され、現在の姿になったわけです。
シンパの方が785系の場合早そうに見えますね。

ところでシンパに変えた理由の1つに着雪というものがありました。温暖化で濡れ雪が降ることが多くなり、重みでパンタが下がってしまうということが多くなったためなんですが、でもふと思いました。
アームの数は確かに減りますよね。その分雪の重みも減る・・・と思いがちですが、ちょっと待ってください。アーム1本分にかかる雪の重みは変わりませんよね。シンパにしたところで着雪量が減るというわけはないです。なのでアーム1本だろうと2本だろうと、1本分にかかる重さというのは変わらない気がするんですよ。着雪の仕方が変わるのかもしれませんけどね。2本式だと進行方向の腕に着雪が多くなるということも考えられますので。でもこの理論だとシンパだとしても腕の進行方向次第で裏表はあれど着雪があることになりますので、どの道重みはさほど変わらない気もするんですよね。

実際今年になってから731系のようですが、シンパでも雪の重みでパンタが下降してしまうという事態が発生しています。
実際は威力を発揮しているのかもしれませんが、シンパの効果というのはどんなものなんだろうかとふと疑問に思います。


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