レカ郎写真記
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2009/02/24(火) キハ141−1
今日は何年かぶりに札沼線へ行ってみました。前は年1回くらいは行っていたんですが、ここ数年は行ってなかったんです。クルマで行ったのが今日初だったため、最低3年は行ってないことになります。
以前は石狩太美から延々歩いたものです(遠い目)

ということで今日は札沼線つながりでこんな題材にしてみたという次第。
札沼線と言えばPDCのキハ141系を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ご存知キハ141系は50系客車からの改造で登場した珍しい気動車ですね。改造は苗穂の他、五稜郭、釧路でも行われ全44両存在しました。
形式はキハ141〜143とキサハ144と4形式に渡ります。また1ユニットながらキハ141とキハ142の組み合わせなどもあるため、表記に少し困ることもありますね。
他のJRでも50系を改造したPDCが存在しますが、それほど両数がなく、このキハ141系が最大になります。

そのキハ141のトップナンバーが今日取り上げたキハ141−1となります。この編成はキハ141−1とキハ142−1の2両からなるユニットで、1枚目の写真のように2両編成としての運行も行っていました。
このキハ141系にはキハ56から出た廃車発生品の台車を使っているものが多いので、車体は50系、足回りはキハ56とどちらも今は無き車両たちが1つのクルマを形成しているということになりますし、それぞれがまだ生き残っているという見方もできますね。そう考えるとなんだかすごい車両な気がします。
乗ると確かにゴツゴツ感がある乗り心地だな〜という印象を受けます。
車体自体も50系を色濃く残していますね。リサイクルと転用が非常にうまいな〜と思ってしまいます。

さてこのキハ141−1はキハ141系としては初めての廃車になった車両です。2005年に廃車になったのですが、実はこの写真を撮った直後のことでしたので、もう1回この1編成を撮りたいなと思っていたのでびっくり、そしてガックリでした。

そしてその後の姿が今日の2枚目です。
これは苗穂工場内にある鉄道技術館開放日に撮ることができたものですが、廃車となり、解体を待っている場面です。この少し後に解体されちゃいました。
実はこの時すでに相方で1枚目の写真では先頭となっている車両、キハ142−1はありません。なのでこちらは札幌向きのキハ141−1となりますね。
なぜこの編成だけが廃車になったのかは疑問ですが、一説にはキハ40−330やキハ201系も札沼線に入るようになったことで余剰になったからと聞きます。

車内はセミロングとなっていますが、セミロング部分の延長とクロスシート部分を2+1の3列化してあります。やはり学園都市線という愛称が持つように通学や通勤に多く使われる路線だからでしょうね。

札沼線は札幌から30分ほど列車に揺られただけで大都市札幌の近くとは思えないほどののどかな田園風景が広がる世界へ連れて行ってくれる不思議な路線だなと前から思っています。
非電化に田園風景ですから、これが札幌から30分ほどで来れる場所なのかという感じです。


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