レカ郎写真記
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2009/02/28(土) DD51 1006号機
昨日何かの拍子にDD51の車番をチェックしちゃいました。今まで撮ってきた中で何が生き残ってて何が生きてるのかな〜などと思いつつ、データと照らし合わせていたら、なんとDD51 1006号機のことに気づいたんです。
記憶の彼方にそんな話も聞いたような・・・くらいには知っていたんですが、ご存知な方も多いでしょう、DD51 1006号機といえばそう、ラジエータカバーと扇風機の突起が特徴な機関車ですね。

へぇ〜・・と思って調べたり写真で見てみたりしたところ、私の撮影した写真にも1006号機がいました。そこでちょっと出してきたわけです。

今日の1枚目と2枚目はそんなわけで違いを比較してみてください。

丸をつけた部分がまず違うんですよ。
この機関車は500番台ながら、番号が800にまで達してしまったために1000番台の番号が与えられ始めた機関車のトップナンバーで、この1000台の番号をつけた機関車からラジエータカバーは3枚から2枚、フラットだった屋根に扇風機カバーがつくといった仕様になっていたんですが、唯一ラジエータカバーが3枚式の機関車でした。他の100番台をつけるDD51の場合は2枚式なんですよね。
これが特徴の機関車だったのです。

しかし、2006年5月に踏切事故で大破、大掛かりな修理、まあ改造とも呼べるレベルだと思いますが、廃車になっていたDD51から破損部分をそっくり移植するという大手術をして見事復帰してきたカマなんです。
その結果、この機関車の特徴でもあった3枚式ラジエーターカバーフィルターが失われ、また同時に屋根上の今日出してきた写真で丸をつけた部分の特徴も失われました。
この部分は扇風機カバーなのですが、事故前はこの機関車は唯一フラットな屋根が特徴だったのです。しかし事故・復帰後には大きくその姿を変えて出てきたんですね。

1枚目の写真をご覧ください。こちらはカシオペアデビュー早々に撮ったものなのですが、この頃は屋根、写真で言うと丸をつけた部分に何もないフラットな屋根ですね。
そして2枚目はいつ撮ったかはちょっと不明ですが、復帰後の姿です。同じ部分、同じ方向なんですが、屋根上の丸印をつけた部分がモコっとしてますね。扇風機カバーが取り付けられたということです。
範囲での移植だったのかは分かりませんが、この分だと車体の大半を修復したといったところではないでしょうか。おそらくこれだけの見た目の変化が出る修理ならエンジンもお釈迦になってるはずですので。よくここまで破損して復帰できたな〜と思ってしまいます。貨物から廃車になったDD51を変わりに購入して星ガマにするという方法がいくらでも出来たはずなんですけどね。まさに奇跡の復帰といえます。

しかしその1006号機も昨年3月に廃車になってしまいました。奇跡の復帰からわずかな時間で廃車になってしまったわけです。
しかし正式には除籍なんです。なんと12月にミャンマーへキハ183系や24系北斗星客車が譲渡回送されましたが、その中にDD51の姿もあったんですね。DD51は2両送られたのですが、なんとその中の1台がこの1006号機だったんです。
A寒冷地仕様の機関車が、雪なんて無縁の国で旋回窓を装備して走ることになったわけですね。
この1006号機には、1006号機と大改修で部品取りとして使われたカマ両方の血が流れているわけです。その機関車がミャンマーで活躍するというのはうれしい反面、残っててほしかったな〜という気もします。

なお、ラジエータカバーは今日出してきた写真では確認しにくい角度なんです。ということで、後日後日別の写真を持ってきますのでお待ちください。

余談ですが、色こそ違いますがJR北海道のデーデーは貨物の未更新と同じ状態ですから、ある意味未更新機というわけですね。


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