レカ郎写真記
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2009/02/06(金) 中央バス赤白カラー
北海道中央バスといえば赤白カラーを想像する方も多いのではないでしょうか。
私もその1人で、私が子供の頃は全部赤白カラーでした。しかし、このお馴染みの赤白カラーが早ければ今年中とも言われているのですが、ついに全廃を迎える可能性があるそうです。
現在路線車の廃車対象は1990年のクルマにまで及んできています。赤白での導入は91年頃までで、92年からは現在のカラーの車が導入されています。そのため非常に少なくなってきた赤白車ですが、ついに来年、再来年を最後に見納めということもありえるようになってきました。
中央バスでは通常この季節にはあまりないのですが、まとまった数の中古車と新車を導入しているようで、玉突き式に古参車が廃車へ押し出されているようなのです。石狩にある札幌工場へ廃車回送されるクルマもボチボチ出てきていると聞きます。

私は昔よく乗ったモノコック車などの写真が1枚もなく、ネット上でもあまり公開されていないため、「いや〜撮っておけばよかったな〜」と思いますし、たまにネット上で出てくる中央バスのモノコック車や5Eといった写真を見ると非常に懐かしい思いでいっぱいになります。
きっと最低10年後には懐かしい写真、撮っておいてよかった写真になるであろうと赤白を最近よく撮るようにしています。
たとえバスに関心がなくとも何枚かでも撮っておけば、自分がおじさんやじいさんになった時に涙が出るほど懐かしいものの1つになるはずですしね。

現在残っている車は主に低床になる前の車で、赤白カラー末期も末期の車です。なので本当は昔よく乗った車ではないんですよね。というのは、私が乗るときに限って5Eやモノコックといった古い車がよく来ていたもので、現在残っている当時「新しいバス」と呼んでいた車両はそんなに当たるものではなかったんです。なので当時これらの車が来たときは窓は大きいですし、設備も新しいですし、モノコックや5Eなどのクルマのダブルクラッチを使って「ガコ!」と入るシフトと違ってシフトもFFシフトで、押しボタンまで大きいものがついていて、ものめずらしさでいっぱいでした。

でも気づけばその車ももう古参車です。時の流れは早いな〜と思うものの、ボロボロになってる車体を見ると納得せざるを得ません。
ほんとうはもうちょっと使えるのかもしれませんが、近年の異常なまでの塩カリの散布で痛みが目立つようになっているのは、散布量を減らすなどでどうにかならないのかと思います。これなら一般車もたまったもんではありませんからね。

最近のバスはノンステップやワンステップなど段差の少ないバリアフリーやユニバーサルデザインなクルマが大変多いですし、昔では考えられなかったAT車まで出てきています。(かつてブルリにEEドライブというものがありましたが)
それらに比べると古参車たちはツーステップで乗り降りしにくく、設備も全く今の基準に合っていませんが、モノコック時代をにおわせる基準や設備で作られているため古きよき時代を今に伝えているともいえるかもしれません。

今日の画像は3つ持ってきました。少し圧縮してあるので画像は悪いですが。

1枚目は日産+富士7Eです。ちなみにこの7Eは正式には17Eという型番になります。
この7Eは同じ7Eでも特に古いタイプにはいるもので、テールライトにバックフォグがついていませんし、車内にもウィンカーやブレーキランプに連動して左右の矢印が点滅したり、「急ブレーキご注意ください」などの警告が出る表示灯もついていません。このクルマはすでに廃車か残っていれば今年いっぱいの可能性があります。

次に2枚目ですが、これは少し卑怯かもしれませんが、絶滅したと思われた5Eをエコドライブの教習車として使っているものです。
コレも日産+富士ですが、これは15E、俗に言う5Eになります。
上下式の窓が懐かしいですね。バスや汽車といえばこの窓ですよやっぱり。
これはニセコバスの本社営業所で見つけたんですが、中央バス系列の各各社、各営業所で使いまわされているようで、大曲や平岡、江別や石狩の他、遠くは旭川や岩見沢、そしてこのニセコバスなどにも貸し出されているそうです。
このクルマを見つけて撮影した時、あらかた撮影し終わってからしばらく見入ってしまいました。まさにこのクルマによく当たっていたんですよ。ただこの車両ではないんですが、同じ5Eで装備も懐かしく、そしてもう二度と見ることが出来ないと思っていたんですよね。
モノコックの次の世代のクルマでしたが気づけばもう全廃してたんです。
これは元は「札幌22か・103」というナンバーをつけていたそうです。これでも88年式ですので、現在残っている古参車の中の古参車で91年車ですから、それほど年が離れているというものでもないようですね。
テールのシグナルランプが現在のように埋め込みではなく飛び出したような形状をしているのも非常に懐かしかったです。

そして3枚目ですが、ちょっと画像が悪いんですがこれも余命あとわずかといわれている古参車です。
ブルーリボンのロマンス車で、ブルリのロマンスで赤白はこのクルマが最後とも言われています。このクルマは千歳から大曲へ移籍してきたそうですが、その移籍に伴って千歳地区からは赤白が全滅したそうです。
このクルマは特に特徴的なのはおでこまで赤色なんです。
普通この部分は黒になってますので、おでこが赤いクルマはこの年式のクルマまでとなります。
おでこが赤いと方向幕部分が小さく見えますね。

今ではもうモノコックなどに乗ることが出来なくなってしまいました。あれほどいた赤白もあとわずか、出来れば1台くらいどこかに生態保存しておいてもらって、10年20年後にボンネットバスみたいに動体として動いている姿を見てみたいなと思いますがまず無理でしょうね。
これからも慣れ親しんだ赤白完全廃止まで追い続けたいものです。


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