レカ郎写真記
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2009/02/17(火) 785系の変化2
前回はHIDライト搭載までを追った785系の変化ですが、今回は2回目です。
785系に大きな変化があったのが2002年でした。快速エアポートが130km運転を実施することになりました。快速エアポートには1時間に1本781系の運用が当時ありましたが、130km化によって120km運転にまでしか対応できない781系がこの流れについていけないこととなりました。そこで白羽の矢が立ったのが785系でした。すでに130km運行をしていた785系がここで抜擢されることになったわけです。
しかしこれには編成の固定化が必要でした。721系は6両編成ですが、785系は基本4両ですでに721系に比べ2両も不足上、さらに一部が指定席となるため定員を満たせません。さらに増結がある時間や日によって増結があったりとまちまちでは困ったことになってきます。

また当時すでにエアポートにはuシートが導入されていたこともあり、指定席を差別化するという課題もあったわけです。
そこで編成を見直すこととなり、785系になんとデビュー10年以上経ってから新たな車両が新造されることとなりました。それが現在のuシートです。
さらに編成数を増やすためビックリな方法がとられました。
2両編成の増結編成があったと前回言いましたが、それが抜擢されました。785系5編成分ですから、2両編成が5編成存在しました。それを2+2という組み合わせにし間にuシートを挟み5両とするあまり他に例がない方法で編成不足と増結編成が余剰になるという問題を解決したわけです。増結編成は100番台を名乗っていました。100番台同士がタッグを組むことで2編成新たに登場することになりましたが、それでも1編成が余剰になってしまうという結果も出ています。それが一時札幌運転所に、現在は苗穂工場内に留置されているNE−105編成です。

さてこの組み換えよって現存の編成に新しい車両が組み込みになりました。この車両は0番台編成にはパンタを乗せたモハ784−500、増結編成で結成した編成にはモハ785−500です。

こうして5両編成の785系が登場しました。

1枚目の写真をご覧ください。これは新しいuシートが組み込まれた直後の写真です。これは展示会が開かれた時のものでしたが、大きく変化した785系に関心したものです。まだ車体がビカビカですね。
色こそは785系ですが、質としては別物でまずドアの窓の形状からして異なりますね。パンタグラフは初めてシングルアーム式が搭載されました。

2枚目は組み込み後に試運転をしているシーンです。この光景は組み込みが終った編成から随時行われ、よくこのような試運転を見かけました。
少し画像は縮小をかけたので画質が悪く見づらいですが、ヘッドサインに「試運転」と出ているのが分かるでしょうか。
新車は後ろから2両目になりますが、窓にポリカが付いていないなどの点で識別が出来ますね。この編成は幌枠が付いてますので2+2で登場したNE−500番台の編成ですね。ただこの編成の新車にはパンタが載ってないはずですが、片方がシンパになってますね。
手持ちの写真をみると現在のNE−502編成は両方ともクロスパンタですが、NE−501は旭川方が現存車ながらシンパに交換されているようです。
こうして大きく変わった785系が781系に変わってエアポートで千歳線に入ることになりました。千歳線に入ったのは781系のドア増設工事による車両不足を補う目的ですずらんので入った以来となります。
なお、すずらんの代走では増結編成が2+2で4両編成という組み合わせで運行された経緯があるため、増結編成同士での組み合わせはすでにこの時に存在していたことになります。

この変化により徐々に781系の活躍の枠が狭まったということにもなったわけですね。


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