|
2008/11/18(火)
ゾンビ映画
|
|
|
久しぶりに需要の低い映画ネタ穴埋めを。
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
っちゅうゾンビ映画を見に行きました。はいさらに需要低下。
「一人で銀座くんだりまでゾンビ映画を見に行く男」
っていうのは、人としてかなり「末期」な感じだけど、 わりと面白かった。
ちなみに、 ゾンビの動きが遅いのは、 体が腐ってるので、 早く動くと体がもたないからだそうです。
あらすじ 「ジェイソン(ジョシュア・クローズ)は、ペンシルバニアの山中で夜中に仲間たちと卒業制作のホラー映画を撮影していた。 そこで各地で死者がよみがえっているというニュースをラジオで聞きつけた彼らは、急きょ寮へと駆けつける。 そして恋人デブラ(ミシェル・モーガン)を無事に発見したジェイソンは、仲間たちとトレーラーで一路家路を目指すが……。」
事故現場の写メを撮る人のように、 ゾンビに襲われる仲間をビデオカメラで撮影する主人公。 んでそれをYOUTUBEにアップする主人公。 襲われてる「当事者」なのに、 「何ビデオなんか撮ってんのよ!」と彼女にボロクソいわれながらも 惨劇を記録に残さなければ、と 「傍観者」の姿勢を貫く主人公。
今流行のP.O.V.(ハンドカメラで撮影したような映像でリアリティを出す手法)を使っているけど、 「臨場感」より、 「一歩離れて見てる感」のほうが強く感じられ、
POVを使ったのは、 臨場感を出すためかと思いきや、 「傍観者」という冷めた立場の存在にリアリティーを持たせるためなのではないか。と思ったり。
というのは深読みでしょうな。
結局映画は、生き残るために外界から完全に遮断されたシェルター的な部屋に非難する主人公一行が、 ゾンビ狩りで遊ぶ非道な人間を映したYouTube動画を見て、
「人間に生き残る価値はあるのか」 と問いかけ、エンディング。
このジョージAロメロって監督(ゾンビ映画の第一人者)の映画は、 いつも最終的にゾンビのほうがかわいそうに思えてきます。 ゾンビがゾンビを襲うことはなく、 仲間内で殺しあうのは人間だけだし、 逃げる途中で会う人間にいいやつは一人もいないし。
やっぱりゾンビ映画は説教的B級映画だなと思いました。 長々失礼。
|
|
|
|