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2018/12/23(日) 木製電柱
         文明のその先

 元来、人間というものは、頭の中が一つのものにこり固まってしまいがちだ。
この世の中は一つのものにこり固まっている方が生活しやすいようになっているようだ。例えば、昔、軍隊、今アベ自民党、一方に流され、ヒステリー状態になってしまう。坂道を転げ落ちるように走り出し、気がついたときにはもうとりかえしがきかない。独喰らわば皿まで、止まる所まで転げ落ちてしまえ、と中ばヤケクソになってしまう。こういう傾向は公明党が天下を取ろうが、共産党が天下を取ろうが変わらないだろう。
 日本人の群属意識は、たとえいくら新しいものを、欧米式の下着を身に着け、合理性に富んだ機械式主義・思考の靴を履いて世界へと飛び出してみて、ドルだ円だと資本主義的金儲けに熱中してみても、一皮むけば先祖代々の顔が現れて、たった今まで大騒ぎしていた事をきれいさっぱり忘れ、日本株式会社に奉じてしまうだろう。
 昔、大本営発表、今、政府発表、これはどちらも眉唾ものだ。日本の為に、人類みな兄弟の為に政治・経済・神仏等がこの社会には不可欠とさかんに説かれているが、果たして必要なものか、単なる自己保身の為の道具に過ぎないのではないか。政府やマスコミに調子よく乗せられて一種の阿片に酔っているだけではないか。その阿片に酔うことが文明の進化だと思い込み、その深みにはまってゆく。その先には一体どんな事が待っているのだろうか。考えると恐ろしくなってくる。
 地面に這っているアリ、空に舞うチョウや鳥などの自然界ではなんという事もなく日々過ぎているのだろう、人間社会で行動し、有象無象が闊歩しているのを迷惑千万だと思って見ている事だろう。
 現代の進歩とは、理性的であり、より合理性と明晰性を持ったものの先に、人間の目指す位置へと自己完結させる目標にしているとすれば、その先に見えてくるものは、人間も自然界の一部に過ぎないという事だろう。人間が万物の霊長だなどとお高く止まっていないで、所詮人間も生き物、アリやチョウと同じ生物界の法則に則って生きているという事を今一度考えて見る事だ。  
                         (了)


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