坊主神の徒然日記
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2005/10/30(日) 久し振りの磯釣行
ふとした事からhaneさんの掲示板で、「磯で釣りしながら鍋パーティやろうぜ!」みたいな企画が持ち上がった。
エサを投げたのはオイラ、
で、すぐにこのエサに食いついたのは、haneさんとsakaさん、そして「磯で青物を!」と企むK爺さんと、節操無しの貧乏神ハラボーの4人だった。
実は大泥棒のぼらきちさんも一旦は食いついたのだが、残念ながら痛恨のハリス切れといったところか・・・。

そうと決まれば善は急げ!
10月の最終土曜日に決行しようぜ!・・・という事になったのだが、「JAZZのライブがある」とかぬかす貧乏神が早々にリタイア、これを聞いてK爺さんも肝に走る事に・・・。
「そんじゃとりあえず黒鯛仲間だけで、事前調査に行ってくるかね!」と、haneさん&sakaさんと密談成立、今回の釣行と相成った。

ところが・・・
決行予定日の土曜日だけ、どうにも天気予報が良くない。
オイラも2年振りの磯だが、haneさんはなんと30年振り、sakaさんも生涯3度目の磯だというので、やはり天気は良いに越した事はない。
前日まで様子を見たが予報は一向に変わらない為、3人で相談の結果日曜に延期する事になった。

10月30日午前5時半にhaneさんがオイラを迎えに来てくれ、その足でsakaさんの家へ、
sakaさんをピックアップした車は、横横道路を一路毘沙門の磯を目指して突っ走った。

午前7時頃だったか、無事現地に到着。
一番入りたかったポイントには残念ながら先客がいたが、その手前の磯には誰も入っていない。
3人で乗る磯を決めて、速攻支度にかかる。
重い荷物を持って磯を歩くのは、やはり鈍った体には堪える。
息を整えながら仕掛けとコマセを作り、竿を出せたのは午前7時45分頃だった。

開始直後からエサ取りの猛攻、タナゴやベラならまだ許せるが、悪党のフグはチモトからハリをかっさらっていく。
これじゃハリがいくらあっても足りやしねぇぜ!

カサゴをスレで掛けた後にベラを2つ、午前中はこんな貧果で折り返す。
ワンドを挟んでオイラの左に入っているsakaさんは、なんとカンパチをあげて晩のおかずをゲットしている。
う〜ん、こんなの釣れるんだ・・・。

「そろそろ飯でも食うべぇか・・・」と思っていると、オイラの乗っている磯に常連と思しき3人のオヤジが入ってきて、ワンドの中を揃って攻め始めた。
使っているウキは揃って棒ウキ・・・完全に黒鯛師だ。
「負けてたまるか!」と、気合を入れ直して仕掛けを入れ、コマセ柄杓に手をやったその時、ガツンと竿を持っていかれて何かが掛かる。
慌てて竿を立てると、敵は縦横無尽に走り回る青物!
やった!オイラにもカンパチか!?
と思ったのもつかの間、あがって来たのはマルソウダ・・・。
同時に、haneさんが乗っているオイラの右隣の磯でもソウダらしき魚が宙を舞っている。
どうやらソウダの時合い到来のようだ。

ところが・・・
オッサントリオの内の1人が、いとも簡単にカイズをあげた。
おっと、やっぱいるじゃん!
やっぱり常連は違うな・・・と、このオッサン達の釣り方をじっくり見ていると、3人とも付けエサにサナギを使っている。
そうか、エサ取り対策にはこいつが決め手だったのか・・・。

そうこうしているうちに1回目のコマセが底をついたので、おかわりコマセを作って、ついでに自分のエサも胃袋に放り込む。
北東風も幾分弱まってきたので、円錐ウキを棒ウキに変えて戦闘を開始した直後、ウキが気持ちよく入って、あがって来たのはなんと本命黒鯛!
・・・但し、20cmあるかないかのチンチン。(爆)
あぁ、やっぱりオイラにゃこんなヤツしか釣れないのか・・・と思いつつ、とりあえず黒鯛科の魚が釣れた事をhaneさんに報告に行くと、haneさんもメジナを釣り上げた直後だったが、慌ててオイラとチンチンのツーショットをカメラに収めてくれた。
う〜ん、何となく苦笑い・・・。

その後はベラを数尾釣っただけで、海の中は全く静かになってしまう。
オッサントリオは何かを察知したのか、満潮を前に速攻帰り支度・・・
まさに一瞬の時合いで勝負するかのように。

終了予定時間の午後4時を少し回り、「最後の一投」を放り込んで、バッカンの隅に残ったコマセを全部入れて、「さぁ今日の釣りは終わり!」と思ったら、ウキがジワリと沈んで最後の最後にメジナが顔を見せてくれた。

終わり良ければ全てよし!
今日はそれなりに秋磯を満喫できたかな。
今度来る時はもう少し大きいの・・・絶対釣るぞ!

2005/10/09(日) 北東風、小潮
3連休の2日目、予報ほど天気は崩れていないが、時折降る霧雨が今にも大粒の雨に変わりそうな空模様だ。
風は予報通り北東からやや強風・・・こういう日は釣り人も少ないだろう。
昨日の不完全燃焼での燃え残りを消化するにはもってこいの天候だ。

・・・という事で、本日も出撃を決意、雨の中で仕掛けを作るのは面倒だから、出来るだけの仕度を家で完了してから、午後4時過ぎに家を出てMに向かう。
現地に着くと、予想に反して爆撃隊のお父さんが数名、盛んに爆弾を落としまくっている。
なんとか一番右に入れそうだったので、速攻場所取りしてコマセのブレンドにかかる。
そうこうしているうちに爆撃手たちは続々と戦線離脱、有難い事にオイラが仕度を終えるまでに、Mのマイポイントは独占状態になってしまった。
そりゃそうだよね、空はどんよりと曇って、それが夕マズ時と重なり、釣り場は異様なほど寂しげ、そんな中で嬉々として釣りを始めようなんざ、まぁ正気の沙汰ではなかろう。
今日は最初からレインを着込んで準備万端!気合入れまくりで午後5時20分にゲームスタート。

しかし、海というのは1日でこうも変わってしまうものなのか・・・。
昨夜の穏やかな海面が嘘のようにうねりが高く、それでいて潮は全く動いていない。
仕掛けを入れればエサ取りの嵐・・・昨日とは正反対の状況だ。
暫くするとタナゴの子がかかり、どうやら海中を埋め尽くしているエサ取りはこいつ等と判明、今日はちょっと苦戦の様相だ。

午後6時過ぎだったか、右前方の根周りを攻めているとウキが軽く反応した後スルスルと海中に刺さっていく。
すかさず合わせるとガッチリとした手応え!
お決まりのように根に向かって突進するのを耐えるべく、糸を出さずに必死に防戦していると、突然竿がフワ〜っと浮く・・・久々に痛恨のバラシだ。
仕掛けを回収すると、なんと、サルカンからハリスごとそっくり持っていかれている。
どうやらハリスの結び目が甘かったようだ・・・なんたる初歩的なミス!

暗くなってからもエサ取りの姿は消える事無く、時折顔を出すのはタナゴばかり・・・。
潮が全く動かなくなったので、気分転換にテトラ周りを攻め始めた第2投くらいで又しても事件発生!
沈みテトラの先3m位の所でウキがしもり、合わせるとまたしても大型の手応え、とりあえずテトラから引き離そうと強引に竿を立てるが、敵はあっという間にテトラの中へ潜り込み、ジ・エンド〜。
腕の未熟さ故の本日2回目のバラシだ。(泣)

その後は忘れた頃にメバルやタナゴがあがる程度で、魚の気配はどんどん遠のくばかり・・・
午後10時半、ゴンちゃん登場。
昨夜同様、コマセがゴンズイ玉を呼んでしまったのか、それから暫くゴンちゃんラッシュ・・・ハリスがどんどん短くなっていく。
なんか今日は消耗戦の様相だ。
次回からはちゃんとメゴチバサミを持ってこよう。

午後11時前から降りだした雨でオイラもコマセもびっしょり・・・そして午前0時前にコマセ切れで3連休第2ラウンドを終了した。

終わってみると、特に最初のイージーミスによるバラシが悔やまれてならない。
やはり熱くなりすぎて細部まで神経が行き届かなかったのだろうか・・・。
今日の教訓 : 気合の入れすぎに注意!

2005/10/08(土) 南西強風のち北微風、中潮
さぁ、週末だ!しかも3連休だ!
今日は本来ならhaneさんとsakaさんをMにご案内して一緒に釣りをする予定だったのだが、予報通り南西の強風が強く、sakaさんから早々に「断念」のメールが着信する。
さて、オイラはどうしたもんか・・・。

予報を更にチェックすると、明日も明後日も天気は更に悪化しそうな雰囲気・・・。
今日は南西の強風が続くものの、夜には次第に収まり、その後北に変わっていくらしい。
逆に天気は曇りから雨に変わる予報だが、風さえ収まってくれたら少々雨に濡れても構わない。
よし、そんじゃ今日はこの予報を信じてMに行ってみる事にしよう!

午後4時、とりあえず行きがけにHRやNの様子を見に行くと、珍しくナミ部長が既に竿を振っていて、その傍らではHB@Sのkeroさんが見学している。
そしてその左隣にはhaneさんの姿も・・・。
haneさんもオイラと同様、「今日しか釣りをする日はない!」と、早々にMを断念して午後2時に早駆けでNに来たとの事だった。

オイラはとりあえず初志貫徹、haneさん、ナミさん、keroさんの3人にご挨拶してMに向かう。
ところが・・・
釣り場に着いて仕掛けを作ろうと竿袋を広げると、ありゃりゃ!リールが無い!
そういえば前回の釣行後に手入れしてそのまんまだった!
数週間前のぼらきちさんと全く同じシチュエーション!?
あぁ、ぼらきち兄ィの事あんなに笑わなきゃ良かった・・・。

仕方なく予備のリールを最強チヌスペシャルにセットして仕掛けを作る。
仕掛けが出来上がり、いざ勝負!
・・・と思ったら、リールが巻けない。
良く見ると、ありゃりゃ!穂先が折れてる!(号泣)
ったく!今日は何て日だ!

あぁ、こんな日は何をやってもダメなんだよな〜。
気を取り直し、今やすっかり予備竿と化してしまったMEGADRYエアーに再度仕掛けを作り直し、第一投を放り投げたのは午後5時を10分ほど回った頃だった。

様子を見た限りではさほど問題なかろうと思っていた風も、いざ釣り始めてみると結構辛い。
開始前のトラブル続きもあり、気分は一気に下降線へ・・・。

途中、Nにいたkeroさんがこちらの様子を見に来る。
釣りをしながら暫し雑談、keroさんは帰り際にオイラに春秋ウキを1本置いて行ってくれた。
これは有難い!

keroさんが帰って暫くすると、なんと!予報がピタリ的中して、あれだけ強かった南風が完全に止んだ。
川のようにガンガン流れていた潮も緩んできた。
なんかいい感じになってきたぞ〜!
波ッ気も収まってきたので、使っていた円錐を先ほどkeroさんに譲って頂いた春秋にチェンジ、一度は萎えてしまった闘争心だったが、ここで気合を入れ直して仕掛けを打ち続ける。

午後8時を回った頃に、釣りを終えたナミさんと、偵察に来たというぼらきちさんがやって来た。
「ちょっと様子見に来た。」と言っていたぼらきち兄ィだが、「さて、そんじゃちょっとだけ釣りするかな。」と何気に道具を取りに行く姿は、流石釣りバ○のお手本だ。

釣果の方はどうかというと、この時点でタナゴ4尾とメバル1尾が顔を見せてくれた程度。
渋いのは変わりないが、それでもこちら側は何となく生命の息吹を感じる。

仕度を終えたぼらきちさんが釣り始める頃に、海中に微妙な異変が起こり始めた。
仕掛けを流すと、あるポイントでウキが少しだけ押さえこまれて、仕掛けを回収するとオキアミが頭だけ齧られているという状態が続く。
早合わせしても魚は掛かってくれない。
一体何が居るんだろう・・・。

ドキドキワクワクしながら、3尋半からウキ下を徐々に上げていくと、3尋と少しの所でそいつはヒットした!
それまで同様、ウキのトップが押さえ込まれ、我慢に我慢を重ねて待っていると、ようやくスルスルとウキが海中に沈んでいく。
完全に入りきるまで待って大きく合わせると、手応えはさほどでもないが、やり取りの感じからしてまず本命に間違いないだろう。
午後9時10分、タモに入った魚は予想通り綺麗な魚体の本命黒鯛!計測すると31cmの元気なカイズ君だった。
今日は雨を警戒して荷物は極力減らしてきたから、こんな日に限ってデジカメを持参していない。
隣のぼらきちさんに現認してもらい、早々にリリース。
ややサイズに不満はあるものの、「今日は絶対1枚釣る!」の公約も何とか果たせた事だし、とりあえず久々に顔を拝めた本命に胸を撫で下ろす。

その後隣のぼらきちさんも大きそうな魚を2度程バラす。
ぼらきちさんの正面にある根に苦戦しているようだ。
しかしやっぱりこっちには魚が居る事を確信したオイラ、最初の萎えた気分は何処へやら、いつの間にか真剣勝負で海と対峙している。

午後10時25分に、今年初めて、手のひらサイズのメジナを引っこ抜く。
そしてその10分後、スルスルと入ったウキに大きくアワセを入れるとガツンとした手応え!
おっと、2枚目登場か!?
使い慣れないドラグを調整しながら、何とかタモに入れた魚を確認すると、残念ながら本命に非ず!あがった魚は32cmのメジナだった。
おっと、なんとメジナの時合い到来かぁ!?

メジナの下にチヌが居る事を想像して、2尋半まで上げてきたタナを再び下げに転じて本命を狙うが、その後は微妙な生命反応があるもののなかなか魚が掛からない。
そうこうしているうちに隣のぼらきちさんがゴンを連発し始めた。
今日はこの辺りが潮時かな・・・
コマセが尽きた午前0時ちょうど、多少後ろ髪を引かれながらも竿を納める事にした。

いや、それでも今日は久々に楽しい釣りができた。
初志貫徹で釣り場に固執した事と、keroさんの置いていってくれた春秋ウキが今日の勝因かな。
いや、最大の功労者は、ピタリと風を読んだ気象庁か!?
多少の不完全燃焼感は、明日、元気が残っていたら再度燃やしにくる事にしよう。
天候の回復を祈って・・・。

2005/10/04(火) 思わず吹き出しそうになった話(not釣りネタ)
期初の仕事は何かとデスクワークが多い。
今日も朝からせっせと会議の資料やら、今期使う書類フォームの作成やら、とにかく一日中パソコンとにらめっこ・・・。
更に夕方から予定されていた商談も大幅に長引き、帰宅する頃には気力体力共にすっかり消耗しきっていた。

品川から大枚200円をはたいて京急ウィング号に乗車、熟睡モードで危うく乗り越すところを何とか上大岡で下車して普通電車に乗り換え、最寄り駅である京急富岡で降りると、さっきまで止んでいた雨がまたポツポツと降っている。
とにかく疲れ果てた体を引き摺っているオイラ、更に奮発してタクシーに乗る事を決意、清水の舞台から飛び降りる覚悟でタクシー乗り場に向かった。

すると案の定、待合ボックスには車を待つ客の列が・・・箱の中には入れそうもないから、とりあえず傘をさして外に繋がる列に加わった。
と、その時、ふと気付くと禁煙である筈のボックスの中からタバコの煙が・・・
覗くとジジィが1人、憮然としてタバコをふかしている。
隣に座っている老婦人も、かなり迷惑そうだ。
一言文句を言ってやろうかと思ったら、やおらジジィはタバコをもみ消した。
ちょっとタイミングを逸してしまった感があり、その場は振り上げた拳を下ろさざるを得なかった。

その後立て続けにタクシーが入ってきて、あっという間に車待ちの列が回転し始めた。
箱の中には、先頭に老婦人、続いてタバコジジィ、立ったまま携帯で話し続けているねえちゃん、そしてオイラ、疲れ果てたサラリーマンと続き、ここでタクシーがまた途絶えた。

暫くすると次の電車が入ったのか、再び客が繋がり始める。
ヨレヨレサラリーマンの後ろにミニスカねーちゃんが並んで、ベンチは満杯になった。
そしてそこに腰の曲がった婆さんが入ってきた。
ちょっと詰めれば婆さん1人分位の座る場所は空けられそうだったが、オイラの前にいる電話ねーちゃんは、誰と喋っているのか周りが全く見えないらしく、一向に動く気配がない。
仕方なく、オイラが電話ねーちゃんのケツに触らないギリギリの所まで詰めて婆さんの座席を確保しようと動いた瞬間、
「ホラ、あんたが詰めてやりゃ1人分くらい座る場所ができるじゃないか!」
と電話ねーちゃんを叱責したのは、なんとあのタバコジジィだった。

この時、ボックスの中にはジジィの吸ったタバコの臭いが未だ充満していた。
実はこの電話ねーちゃんもジジィのタバコの被害者だったとみえ、電話の相手に
「訳のわからない爺さんがいるけど、あと3台位でタクシー来るから・・・」と一言。
生意気な小娘の一言にカチンときたのか、タバコジジィは
「まったく、人の迷惑も考えねぇで、自分勝手な女だ!・・・ねぇ!?」
と居並ぶ客に同意を求めたのだった。
これにはオイラも呆れた。
あんたにそんな事言う資格があるんかい!?

即座に反撃に出たのは、なんと先頭に座っている老婦人だった。
タバコジジィは老婦人との間に大きな紙袋を置いていたのだが、婦人はやおらそれを掴み上げ、
「あなた、そんな事言うなら、まずこの荷物を下に降ろしたら如何ですか!?人一人分くらい占領してるじゃないですかっ!」

老婦人の怒りはごもっともだが、「人一人分」はちと大袈裟である。
しかし、マナーを知らぬ薄っぺらなジジィには相当堪えたとみえ、その後ジジィは完全に沈黙してしまった。

こんな歳になっても、ジコチューの人っているんだなぁ。
タバコジジィの矛盾と、婆さんの一撃・・・これには思わず吹き出しそうになってしまうオイラであった。

タクシー待ちのたった10分の間、小さな箱の中での出来事・・・結構ドラマがあるもんだ。

2005/10/01(土) 福浦の魚はいずこへ・・・?
先週、台風に邪魔されて強制的な「一回休み」となってしまった事は既にこの日記に書いた。
haneさんの釣り日記を読むと、やはり前週に続いて激シブだったとの事・・・そんな時に竿を出せなかったのは、かえって運が良かったと考える向きも多かろうが、どっこい根っからの釣りバカというのはそんなもんじゃない。
休日に海に行けない事こそがストレス源になってしまうのだ。
その証拠に、あれだけ先々週こっぴどくやられたって言うのに、矢も盾もたまらず、今週末もウキウキ、イソイソ、ワクワクと釣り場に向かうオイラであった。
そしてそこで酷い目にあって、帰り道は意気消沈・・・
こんな事を繰り返して日々過ごしているのが、釣りバカの釣りバカたる所以であろうか。

午後4時過ぎに現場に到着。
すっかり秋らしくなった陽気に誘われてか、予想通り今日もHR〜Nにかけてビッシリ釣り人が並んでいる。
一目見てHRを断念、Nに並ぶ釣り人の間に隙間を探しながら歩いていると、反対側から歩いてきたsakaさんと遭遇する。
聞くとその先50m位の所にhaneさんが陣取っているとの事、そういえばオイラの車の前に福チヌステッカーを貼った見慣れぬ車が駐車していたが、あれはhaneさんの車だったのか。
sakaさんと話しながら、ふと海の方を見ると、ちょうどそこに1人入れるスペースが空いている。
そして、気付けばここはナミ部長歳無しポイントじゃないか!
あまり入った経験はないが、それじゃ今日はここで店を広げようという事で、HRに場所をキープしたsakaさんとお互いの健闘を祈って別れる。

仕度をしようと荷物を解いた所に、エコーさんのお友だちのWさんがやって来る。
今日も奥さんと2人、TMで竿を出しているとの事だが、前回に引き続きあまり状況が芳しくないので様子を見に来たらしい。
仕度をしながら情報交換をし、これまたお互いの健闘を祈るとWさんは釣り場に戻っていった。

仕度をしていると目の前の海では盛んにナブラが立っている。
イワシがシーバスかなんかに追われているみたいだ。
そういえば横浜沖堤方面ではシーバスがバカ釣れしているらしい・・・こっちにも回ってきたのかな。

仕度を一通り終えてからhaneさんにご挨拶。
既に30分位釣りしているが未だタナゴ1尾、今日も渋そうとの事だ。
先ほどのナブラといい、なんか今日も辛くなりそうな予感・・・。

午後4時半、ちょうど満潮からゲームスタート。
先ほどのイワシの群れがウソのように魚の気配が全く無い。
付け餌は何度投入してもそのまま帰って来る。

開始1時間、先々週の悪夢が脳裏をよぎった頃にようやくウキが沈んでタナゴをゲット、とりあえず2試合連続完封負けの危機は回避できたものの、やはり厳しさは変わらない。

その10分後、風に押されて左に流されていたウキが突然止まる。
恐らく潮が変わって風と逆方向に動き始めたんだろう・・・と思った瞬間、右隣の釣り人が黒鯛をゲットした。
やっぱり潮の変わり目の一瞬の時合いか!?
緊張感と共に仕掛けを打ち返すが、オイラの目の前の状況は全く変わる事がなく・・・潮は15分もすると再び止まった。

暗くなると状況は更に悪化する。
タナを変えども、投入場所を変えども、オキアミはかじられもしない始末・・・

午後9時過ぎだったか、haneさんが予定終了、聞くと状況は全く同じとの事だ。
結局オイラは午後10時過ぎまで粘ったが、その後釣れたのはカサゴが1尾だけ・・・
6時間近く竿を出し、ウキが沈んだのはたったの5回だけ、釣れた魚は2尾のみという、ノーヒットノーランと大して変わらない体たらくだ。
ホントに福浦の魚は何処へ行ってしまったんだろう・・・。
激シブ福浦とはいえ、2週連続でこういう状況が続くと流石にへこたれる。
さて、果たして来週末、オイラはやっぱり笑顔で福浦に戻って来るんだろうか。
乞う、ご期待!(爆)


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