坊主神の徒然日記
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2005/11/26(土) 勇気ある撤退
岸壁ユニットのリハが終わったのが午後5時・・・いつもならちょうど福浦で釣りを始める時間だ。
歳のせいか、流石に3時間も歌い続けるとドッと疲れが出てしまい、最近はいつもリハの後腑抜けになってしまうオイラだが、チヌが落ちてしまうとあって、今日ばかりは気合の方が優先してしまう。
とりあえず家に帰って飯を食い、沼津から泊まりでリハに来ているベースのMoon-Rayちゃんに家族どもを任せ、いそいそと福浦に向けて出発したのは午後8時前だった。
釣り場に着いたらすぐに釣りを始めたいから、今日は仕掛けを家で作って万全の態勢で臨んだオイラだったのだが・・・。

立野さん経由で午後8時半前にMに到着すると、いつものメンバーが竿を振っている。
テトラにはナミ部長が、そして岸壁側には、左からhaneさん→イソキチさん→kiki師匠→ぼらきちさん→まーにゃんと、豪華キャストが揃い踏みしているが、様子を聞くとみんな仏頂面である。
海面に漂う6個のウキを見ていても、皆一点に留まったままピクリともしない。
おぉ、今日も渋そうだ・・・。

この様子を見て先週の悪夢が蘇ってしまったオイラ、今日の釣りを躊躇しながら、それでも帰るに帰れなく、みんなの釣りを眺めながら過ごすこと1時間あまり・・・
その間、これだけのメンバーが揃いながら魚をただの一度も見る事無く、この時点で勇気ある撤退を決意、皆さんを激励して釣り場を去ることにした。

帰りがけ、いつも福チヌOLMを開催する公園の前を通りかかると、何やら煌々と電気が点されている。
そういえば今日はメバルドットネットの横浜鮴師会さんが、恒例のメバリンピックを開催する日だったっけ。
迷わず車を停めて、ご挨拶に伺うと、主催者のあぱせさんが熱いコーヒーを入れてくださり、そのままウダウダと1時間ほどバカ話に花を咲かせる。
この間、実にいろいろな事があったが、まぁここでは省略する事にするので、詳しくは間もなくアップされる「メバルドットネット」のレポートをご覧になって欲しい。

元々今週は竿を出せる時間は無いと思っていたので、とりあえず釣り友達と話す事ができたし、潮の香りも楽しめたから、今日はこれで良しとしよう。
スケジュールの都合で、本格的にチヌを狙えるチャンスは来週が最後か・・・。
万難を排してでも来週は竿を出してやる!

2005/11/25(金) 隠れ家ライブスペース(not釣りネタ)
この日記でもしばしば登場しているが、我々が勝手に「隠れ家」と称しているライブスペースがある。
マスター曰く「ライブハウス」ではなく、「ライブのできる居酒屋」なんだだそうだが、さて、何が違うのかと言うと、特定のバンドのライブを開催するスペースではなく、音楽好きな連中が集まって、好き勝手に飲んだり演奏したりできるスペース・・・という事だ。
当然音楽にはいろんなジャンルがあり、えてしてミュージシャンというのは「自分の心棒する音楽以外は音楽じゃない!」みたいな狭い了見のヤツが多いものだが、このお店ではそういう考え方はご法度、人の演奏を貶したりバカにしたりする輩は即退場となってしまう。
だからある意味ホントに音楽そのものが好きなヤツしか集まらないのかもしれない。
ロックからカントリー、果ては演歌まで、実に様々なジャンルの人間が集まるが、諍いなど全く起こらず、皆和気藹々と酒を飲んでいる。
これもマスター曰く、「うちは初めて来たお客さんはみんな友達、二度目は常連さん」なんだそうだ。
薄っぺらなオイラは、音楽においても「広く浅く」がモットーだから、ロックも歌えばフォークも歌う。
だからこんな雰囲気の店は、たまらなく居心地がいい。
見ず知らずの人や常連さんとセッションしたり、岸壁ユニットの練習代わりに使ったり、一人でフォークの弾き語りをしたり・・・
そしていつも帰る頃にはグデングデンに酔っ払っている。
そう、それだけ気の許せるオイラのオアシスなのだ。

今日も花板さんとしめし合わせてこの店で息を抜いてきた。
・・・いつ行っても暖かい店だ。

2005/11/23(水) 勤労感謝の日(not釣りネタ)
週の半ばの休日というのは、存外貴重なものだ。
祭日が週末にくっつけば連休が長くなって楽しいのも事実だが、ついつい遊びすぎてしまうと疲れが残って結構しんどくなる。
年齢の加算もその一因となっているのも確かだが、ともあれ、遊び疲れと仕事疲れ、こいつらを週の半ばでゆっくり休んで回復すれば、また週末は元気一杯で遊ぶ事ができる。
そう、これはしっかり休む為の休日・・・。

一方で、チヌが落ちてしまう直前の休日という意味でも、これまた貴重である。
下手な鉄砲もなんとやら、オイラみたいなヘッポコ釣り師にとって、出撃回数が多ければ多い程偶然の一発を仕留める確率は高くなる。
うん、これは目一杯遊ぶ為の休日かな。

いずれにしてもオイラの思考回路は、常に遊ぶ事を起点として回り続けているようだ。
さて、この貴重な休日、どうやって過ごそうか・・・。

ところで、よく考えてみると、11月23日といえば「勤労感謝の日」だが、元気に働ける事に感謝して、ゆっくり体を休める・・・ってのが、この休日の本来の主旨ではなかろうか。
釣りが出来ない程疲れている訳ではないが、たまにはこういう主旨に則った休日の過ごし方というのも悪くなかろう。
朝目覚めると青空が広がる絶好の釣り日和だったが、結局今日はのんびり過ごす事にして、二度寝を決め込み布団の中で丸くなるオイラであった。

とまぁいろいろゴタクを並べているが、とどのつまり、体が休む事を要求してたって事だろう。
元気だったら昨夜のうちから海に出ていた筈である。

女房殿は祭日と言うのに出勤らしい。
長女は午後から塾に行くと言う。
予定が入っていないのはオイラと次女の2人だけである。
昼前までパジャマ姿でゴロゴロしていたが、とりあえず娘2人を連れて回転寿司を食いに行き、その後駅前のショッピングモールで買い物、長女を塾に送って行った後、次女と共にペットのウサギの散歩に出かける事にした。

すっかり冬の装いとなった富岡総合公園の芝生の上に、手製のフェンスを張り巡らせて、その中にウサギと次女を放つ。
その脇にレジャーシートを敷き、ゴロリと横になった瞬間に不覚にも眠りに落ちるオイラであった。
春先や夏場ならともかく、この時期、公園の芝生で眠りこけるとどうなるか想像して頂きたい。
幸い風邪をひくような事態にはならなかったが、今年は危ないインフルエンザも流行るかもしれないというし、これからは十分気をつけよう。

長女を迎えに行って帰って来ると、早速アルコールで体を消毒し、夕飯を喰らって映画を1本見る。
そして今この日記を書いている。
なんかこう、爽やかに過ごせた・・・って感じかな。
いや、たまにはこういう休日もいいかもしれない。

2005/11/20(日) 岸壁ユニット活動再開(not釣りネタ)
知る人ぞ知る(?)釣り仲間バンド「岸壁ユニット」のバンマスであり、「本郷台駅前告知板」のwebマスターでもある花板さんの地元で、年末恒例のクリスマスツリー点灯式なるイベントがあるらしい。
で、このイベントには花板さんが所属するもう一つのバンドがいつも出演しているのだが、今回はメンバーの都合が合わないようで、バンマスから「ヘルプ!」のメールが入ったのは、確か今月の初め頃だったか。

思えば今年の1月、横浜某所のライブハウスで華々しくデビューを飾った岸壁ユニットだったが、その後は福チヌOLMでの余興、立会川駅前ライブ・・・と、すっかり出前興行専門バンドと化し、その都度メンバーをめまぐるしく変えてきた。
当然目立ちたがり屋のオイラは今回も有難くこの申し出を受け、商店街御用達バンド「岸壁ユニットVer.4」がめでたくここに誕生した。

とは言え、なんせ急な話だった為に、今回の編成はライトバージョンで持ち歌をこなそうという事になり、今日その第1回目のリハを実施した。
初リハと言っても、時々能見台の隠れ家ライブスペースで爪を研いでいたバンマスとオイラ、ほぼ満足できる内容にとりあえず一安心、この調子でなんとか本番も恥をかくこと無く過ごせればいいのだが・・・。

という事で、来週末は本番に向けた最終調整リハ・・・
釣りは一回休みかな。

本番は12月10日(土)
場所は本郷台駅前、
お暇な方は是非冷やかしに来てやって下さい。
アンコール要員としてのサクラの皆さんも募集中です!(爆)

2005/11/19(土) 北の風、中潮
先週久々に福浦産の黒鯛をあげたオイラだが、魚の活性は悪いながら、周りでもポツポツと本命があがり、仲間内だけでも計7枚の黒鯛が顔を見せてくれた。
福浦の黒鯛釣りもいよいよ落ち前の最後のシーズンとあって、今週も気合は十分だ。

穂先が折れて入院中だった「最強チヌスペシャル」も、なんとかシーズンにギリギリ間に合って退院してきた。
先週大勝したパチンコのあがりを持って、サーマルブーツを買いに行きがてら、港南台のポイントで愛竿を受け取り、その足で福浦に向かう。

午後4時、福浦Mに到着。
いつもの場所に左からイソキチさんとkiki師匠が陣取り、テトラでは既にナミ部長が竿を振っているらしい。
師匠の隣で仕度をしているのは、久々にMに登場したkozoさんだ。
イソキチさんに話を聞くと、潮は全く動かず、餌取りばかりで相当苦労しているみたいだ。
まぁこんな状態でも本命が釣れちゃうのが福浦だから、気にせず頑張りましょ!
kozoさんがテトラに入るというので、オイラも便乗させてもらい、仕度の整った午後4時50分、本日のゲームスタート。

事前情報どおり潮は全く動かず、餌取りは上から下までビッシリ居座っている。
まぁ今日は大潮後の中潮周りだし、5時半の満潮を境に、下げに入れば少しは状況も変わるだろう。
それまでの辛抱か・・・。
と、その時!
岸壁側で釣りをしているkiki師匠が37cm前後の本命ゲットの報が入る。
う〜ん、この状況で釣り上げてしまうとは・・・。
流石師匠!素直に脱帽だ。

まだ本命がウロウロしている事が証明され、俄然みんな気合が入る。
ところが・・・
開始後1時間、潮は下げに入っている筈なのに、相変わらず全く動く気配が無い。
タナを変え、攻め所を変えても一向にウキは沈まない。
オキアミは微妙に齧られて戻ってくるのだが・・・。
気分転換に場所を移動、テトラ2つ分左に移って試合再開。

開始2時間後・・・未だノーフィッシュ

開始3時間後・・・状況変わらずノーフィッシュ

開始4時間後・・・不安と焦りの中ノーフィッシュ

何処も状況は渋いのには変わりないが、話を聞けば皆それぞれタナゴやらカサゴやらをあげている。
しかも岸壁側では、師匠が2枚目(43cm)をあげているらしい・・・。
オイラはこの時点でウキは一度も沈んでいない。
果たしてこれは何かの祟りなのだろうか。
そういえば「最強チヌ」を使って完全試合を喰らった事が過去2回もある。
やはり竿との相性みたいなのがあるのだろうか。
いやいや、そんなジンクス作っちゃいけない!

しかし、何をやってもダメダメな状況に、頭の中が真っ白になってしまったオイラ、シナリオが全く浮かんでこない。
kozoさんのコマセも残り少なくなっているみたいだし、現状打開する為にも、ここは一番大移動を決意!

荷物を抱えて岸壁側に戻ると、イソキチさんと師匠の間に、予定通りぼらきちさんが釣り座を構えている。
さて、何処で竿を出そうかと悩んでいると、師匠の竿がいきなり満月に!
「おっと!師匠またですかい!?」
師匠曰く、「今日の魚はみんな凄い引きなんだよね〜」
あがってきたのは更にサイズアップした45cm・・・う〜ん、なんでこの人だけこんなに楽しそうなんだ・・・。

師匠の3枚目を見ちまったオイラ、迷わずぼらきちさんと師匠の間に3度目の釣り座を取る事に・・・。
ポイントが遠いからウキを円錐に変えようと、仕掛けを作り直していると、テトラにいる筈のkozoさんが何やらタモを持って岸壁にやってきている。
もしや!?と思って聞いてみると、なんと35cmの本命ゲット!?
おいおい、移動している間に時合い到来かよ!
ツキの無さもここまで来ると笑うしかない。

気を取り直して釣りを再開するも、相変わらずウキは一度も沈まないまま時間だけが過ぎていく。
潮が心持ち右に動き始め、エサも少し齧られる状態が続いたので、信頼できない円錐を春秋に交換して数等目、やっと、ホントにやっと、ウキが初めて沈んだ!
今日初めて竿を立てて合わせると、黒鯛の引きには程遠いが、そこそこ遊んでくれる魚が付いている。
タナゴかな?と思ったが、あがって来たのは良型のメバル・・・。
苦節6時間、完全試合を覚悟した午後11時、何とか丸坊主脱却の嬉しい1尾をゲット!

その後午前1時過ぎまで粘ったものの、釣れた魚は丸々太った居食いのゴンズイが1尾だけ・・・結局今日はウキが沈んだのはメバルの1回だけという、何とも情けない結果に終わってしまった。
ちなみに、一番左に居たイソキチさんは、なんとウキフカセでカレイをゲット、左隣のぼらきちさんは、今日も39cmの黒鯛を1尾釣り上げている。
テトラで釣りをしていたナミ部長も1枚獲ったらしい。
なんだかんだ言ってもみんな渋い中でも楽しい釣りをしている。
あぁ、なんでオイラだけ・・・。

今年はもう冬眠しようかな・・・。
でもサーマルブーツ注文しちゃったし、やっぱ来週になったらケロっとして海に来ちまうんだろうなぁ。(爆)

2005/11/12(土) 北の風、若潮
今週もドタバタしているうちに、あっという間に1週間が過ぎてしまった。
仕事の上では課題の多い1週間だったが、週末になったことだし、まぁそういう事はこの際しっかり忘れてしまおう!

昨夜から降っていた雨も、朝にはすっかりあがって青空が広がっている。
ちょっと予報より回復が早い気もするが、まぁ天気がいい事に越した事はない。
北の強風の予報だが、狙うMではさほど問題はなかろう。
ただ、釣り座を確保できるかどうか・・・これが一番の難問だ。

午後3時半に家を出て立野さんに向かうが、国道16号は上りも下りも大混雑だ。
立野さんに着いても、店内は珍しく(?)大いに賑わっている。
おばちゃんに聞くと、天気が良くなってから急にお客さんが増えたらしい。
既に北の強風が吹いているから、竿を出せるポイントは限られてくる・・・という事は、やはりMも人でいっぱいなんだろう。
焦る気持ちを抑えながら、渋滞する16号から裏道に抜け、釣り場に到着したのは午後4時を少し回った頃だった。

現場は予想通り釣り人で溢れており、車を停める場所さえ苦労する。
釣行を約束していたsakaさんが待機しており、釣り場ではkiki師匠が支度中、先週モンスターをあげたナミ部長は既に気合満々で竿を振っている。
状況を聞くとエサ取りの嵐との事、スケスケの潮は全く動いていないようだ。
sakaさん情報によると、haneさんは気分転換に今日はPに単独突入したらしい。
みんな気合だけは十分なようだ。
この気合に黒鯛クン達が応えてくれたらいいのだが・・・。

仕度をしている間に、予想通り爆撃隊のお父さんたちが徐々に帰り始め、釣り座を難なく確保したオイラは、辺りが暗くなり始めた午後5時15分、最初からウキに灯を入れて今日のゲームスタート!

いつものように最初は沖目3尋弱のタナから攻め始めるが全く反応無し。
事前情報とは全く違い、エサ取りさえ皆無の状況だ。
ウキ下を一気に2尋半まであげてやや沖目に投入、潮が動いていないから、少しずつ手前に仕掛けを引っ張って来ると、突然竿がひったくられて今日もサバが海中を走り回る・・・。
おっと、またこいつ等かい!
今日は女房殿からサバ調達令が出ていたが、できるだけ新鮮なのを持って帰りたかったから、この1尾目は素直にリリース。
どうせ今日もサバに遊ばれちまうんだから・・・。

ところが・・・
その後生体反応は全く無し。
狙いをテトラの切れ目に変えて、ウキ下3尋から徐々に詰めていくが、クサフグが1尾掛かっただけでウキは一向に沈まない。
ウキ下を2尋まで詰めた頃、ようやく幾分潮が右に動き始めた。

と、その時!
オイラの右隣で竿を出していたsakaさんがオイラを呼ぶので、振り返ってみると、小さいながらも本命の銀鱗を片手に笑顔で立っている。
おっと!やったねsakaさん!
計測すると尺に一歩及ばない29cmだったが、いやいやどうして、この時期の本命クンは眩いばかりに綺麗な魚体だ。
初めてsakaさんをこのポイントにご案内したのだが、本命をあげてくれるとやっぱり嬉しい。
よし、次はオイラの番だ!

テトラ際から竿1本半、タナは2尋半・・・sakaさんの釣った状況は先週のナミさんのモンスターと全く同じ条件だ。
すかさずオイラも同じ場所を同じように攻め始めて30分後、とうとうオイラのウキもジワリと沈んだ。
初アタリがあってから沈みきるまで随分じらされたが、焦らず慌てず、じっくり待って大アワセ!
すると青物とは明らかに違う、何とも懐かしい引きが・・・
あがって来たのは紛れもなく銀鱗の魚体、ここでバラしちゃ目も当てられないから、久々にタモを出して慎重に掬い上げる。
午後7時45分、34cmの駆け出しの黒鯛クンをゲット!
モンスターには到底及ばないが、それでも見事なまでの銀色の魚体には愛おしささえ感じる。
sakaさんに写真を撮ってもらって、すぐにリリース。
バイバイ、また遊んでね〜。

久々の黒鯛に興奮してしまったのか、はたまた久々のテトラに老体が馴染まなかったのか、ここで足が攣ってしまったオイラは一旦テトラから戦線離脱、屈伸運動をしながら岸壁を歩き、ついでにkiki師匠の様子を見に行ってみる。
kiki師匠の横ではぼらきちさんも竿を振っており、聞けば師匠が1枚大きいのをバラしているらしい。
う〜ん、まだまだ居そうだな・・・。

足が回復したオイラ、気合を入れなおしてテトラに戻って戦闘再開!
すぐにウキがいい感じで沈んだが、掛かったのは海タナゴ。
しかし俄かに活性が良くなってきたかな・・・と期待に胸を膨らませた直後に、無情にも潮は完全に止まってしまった。

その後は何をやってもダメダメのいつもの福浦モードに突入。
手を変え品を変え、あらゆる事を試してみたが、納竿するまでにウキは一度も沈む事無く全てが終わった・・・。

午後11時前までの5時間半、終わってみれば計4尾の大貧果だったが、その中にしっかり本命が入っていたから、今日はこれで満足する事としよう。
次回は型モノ狙い、夢は一気に歳無しで1年の締めくくりだ〜!

2005/11/05(土) 北東のち南西微風、中潮
暦も11月に入り、チヌのシーズンもいよいよ残り少なくなってきた。
あと何回銀鱗にめぐり合う事ができるか・・・未熟が故に偶然を狙う為には、とにかく釣行回数をこなすしかない。
今月は皆勤賞目指して頑張るぞ!

・・・という訳で本日も当然の事ながら出撃を企てるが、久々の快晴の週末とあって、釣り場はかなりの混雑が予想される。
この時期の福浦で一番確率の高いポイントはMだが、恐らくここも夕方までは爆撃隊に占領されて手も足も出ないだろう。
焦らず慌てず、今日は夕方から出て行ってじっくり攻めることにしよう。

午後3時半過ぎに家を出て、魚と自分のエサを購入しながら、とりあえずNに立ち寄ってみる。
すると、いたいた!haneさんが気合満々で竿を振っている。
聞けば「とりあえずNで様子見、頃合を見計らってMに移動を考えている。」との事。
そんじゃオイラは一足お先に向こうに行ってます!

Mに到着すると、イソキチさんが釣り支度をしている。
少し離れてまーにゃんさんもコマセをブレンド中・・・
オイラは二人の間に入れてもらって、午後5時丁度にプレイボール。

支度をしている間に、先発したまーにゃんさんとイソキチさんが共に一投目でメバルをキャッチ、何となく今日は魚の活性が良さそうだ。
更に気合は高まっていく・・・。

ところが・・・
魚の活性が高いのは確かだったが、今日はとにかくサバのオンパレード!
群れが入ってくると上から下までサバで埋め尽くされているのか、4尋のタナでもバシバシ食ってくる。
しかも揃って型が良いから、釣り味だけは充分楽しめるのだが・・・。

5尾目までは数えていたが、それ以降は面倒臭いのでやめた。
イソキチさん、まーにゃんさん、オイラに続き、Mにはその後kiki師匠にナミさん、そして予定通りNから移動してきたhaneさんが加わったが、皆それぞれサバには苦労しているみたいだ。
早くこいつ等がどこかへ行ってくれないものか・・・。

午後7時を回って一旦おとなしくなったサバ君達だが、その後も散発的に群れが回ってくる。
その度にウキがひったくられ、きゃつ等は縦横無尽に海の中を走り回る・・・。
あぁ、今日はこのまま終わってしまうのか・・・。

午後9時、事件は起きた!
・・・と言っても今回はオイラの事件ではない。
オイラより遙か左の方で竿を出していたナミ部長が、ニコニコしながらタモを抱えて歩いてくる。
タモの中にはなにやら巨大な生物が・・・良く見ると、な、なんと黒鯛じゃないか!
しかもハンパじゃなくでかい!
聞けば54cmの立派な年無し・・・すぐにkiki師匠の秤で測ると、重量もハンパではなく3.2kgもある。
おいおい!こんなヤツがこの時期まだ居るの!?

時ならぬMの記録魚を目の当たりにし、辺りは騒然、そして単純なる黒鯛師達は更にエキサイトするのであった。
21時に終了する予定だったhaneさんも、今日は延長戦に突入しているみたいだ。
よ〜し、オイラも負けちゃいられねぇぞ!

しかしこういう気合は得てして空回りするものだ。
ご多分に漏れず今日もチヌの気配は全く無し。
その後も時折サバが釣れ、合間にふぐやらタナゴやらは律儀に顔を見せてくれるのだが・・・。
次第に気持ちが萎えていく中、haneさんが予定終了し、まーにゃんさん、イソキチさん、ナミさんが釣りを終了して帰って行く。
残ったのはオイラとkiki師匠の二人だけ。
「だってさ、あんなの見せられたらやめられないよね!」

結局最後にメバルを釣って今日の釣りを終了。
一日サバに遊ばれ、オイラにしてはかなり粘った釣りも、日付が変わって午前1時半に納竿と相成った。

あぁ、貴重な一日が成果無く終わってしまった・・・。
途中、大型魚をバラしたなんて口が裂けても言えないオイラであった。


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